追憶のヨーロッパ:植田正治の旅と写真
植田正治にとっての「旅」はどんな意味をもっていたのでしょうか。山陰の人や風土を見つめ、その独特な光のなかで長年にわたり撮影してきた写真家に、初めての海外旅行(1972年)の地、ヨーロッパは何をもたらしたのでしょう。異国の地で夢中にシャッターを切り、帰国後、写真集としてまとめはじめ、印刷の手前までいきながらも納得できず、急遽延期、わざわざ翌年の同じ季節に再びヨーロッパを訪れるまでして仕上げた『植田正治小旅行写真帖 音のない記憶 …»
トットリに行って見つけたもの展
前回の鳥取旅行の話でも触れた山根窯の石原さんや、その師匠にあたる岩井窯(ここは鳥取で最も洗練された場所のひとつだと思います)の山本さんの暮らしぶりを拝見すると、改めて僕らが考えるべきは「モノそのもの」ではなく、モノとモノだったり、モノと空間だったり、あるいはモノと人といった関係性の積み重ねによって生み出される「生活」であり「暮らし」自体であるということを実感します。価値というのはそういった関係性のありかたによってどうにでもなってしまいます …»
トットリノナツ
「山陰は近くて遠い日本の辺境」なんて言ったら山陰の方々に怒られてしまうかもしれませんが、なかなか出かけるきっかけがなかった土地でした。それが数年前、松江に住む知人を訪ねたのを機に度々島根を訪問するチャンスに恵まれ、次は鳥取!ということでこの夏ついに行って参りました。山陰は元々民藝運動の影響が色濃かった地域です。特に鳥取は吉田璋也(しょうや)という民藝運動を支えたパトロン兼プロデューサーの存在により、山陰の中でもとりわけ工芸の興隆した場所でもありました …»





























