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  • Photography: Iker Basterretexea

バスクの海と一体化する、スローサーフ

, 2013/01/30

大西洋岸ビスケー湾沿いに連なるバスク地方は、サーフィンのメッカ。スペイン側にはムンダカ、フランス側にはビアリッツという欧州でも有数のサーフスポットを抱える。この地域に住むサーファーたちは南風が吹けばスペイン側、北風が吹けばフランス側へと、いい波を求めて自由に行き来しているそう。ビアリッツで生まれ育ったアルナルドさんもそのひとりだ。でも彼が愛用するのは少し風変わりなボード。アライアと呼ばれる木製ボードだ。基本的には桐を使用するものの、他の木材を混ぜ、絶妙の文様を出す部分もあるのだとか。桐は耐水性に優れ、ボードに適している。
「浮力がないから身体半分が水に沈んだ状態になる。独特の乗りかたで、フィンもないしフラットなのであっちこっち行くには不向きだけど、ゆったりとしていて感覚的。波に乗るというより、波のリズムに合わせる感じだね。そのことが自然との一体感を生むんだ」

ハワイ古来のサーフボード、アライア。この魅力にとりつかれたアルナルドさんは、シェイパーであるニコラス・トゥアンさんとともにこのボードの開発にも関わっている。ニコラスさんはこのボードをつくる理由を「木のカルチャーの継承」だと説明してくれた。
「アライアは500年以上も前にハワイで生まれたんだ。クラシカルな材料である木を用いることで、古きよき時代のサーフィンを体感することもできる。小さい波でも気持ちよく安定的に乗れるメリットがあるし、なによりエコロジカルで経済的。成長が早くてタフな桐は毎年3m も伸びるから、次々に材料を採ることができるんだ。古くてよい文化やプロダクトは当然、残していきたいと思うだろ?」

サーファーたちには「長くて安定したクラシカルな波」と形容されるビアリッツ。眼前の海には、4~5人のアライア愛用者がスローなリズムで、波と一体化しているのが見える。

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