Connect
with Us
Thank you!

PAPERSKYの最新のストーリーやプロダクト、イベントの情報をダイジェストでお届けします。
ニュースレターの登録はこちらから!

かわいい子とともに、旅に出かけよ

ニュージーランドへの2ヵ月におよぶ子連れ旅を、しかも自転車で楽しんでいる親子がいる。大阪発の季刊紙『サイクル』編集長でもある杉谷紗香さん(オスギさん)と5歳と2歳半の息子くんたちだ。instagramで日々更新されるオス […]

05/30/2019

ニュージーランドへの2ヵ月におよぶ子連れ旅を、しかも自転車で楽しんでいる親子がいる。大阪発の季刊紙『サイクル』編集長でもある杉谷紗香さん(オスギさん)と5歳と2歳半の息子くんたちだ。instagramで日々更新されるオスギの子連れ留学日記では、美しい自然風景や人とのコミュニケーションの様子が垣間みられる。なにより、彼女がいちばんにやりたかったという「子どもと自転車生活を満喫すること」という気持ちと行動力に、グイグイ魅了される。「NZを選んだいちばんの理由は、子連れの友人が住んでいること(これ重要!)。子連れ旅を助けてくれる情報をたくさんもらえるから。自分だけでは探しきれないです」そう話すオスギさん。マウンテンバイクもチャイルドトレーラーもなんと現地調達。チャイルドトレーラーは自転車で牽引できるベビーカーのようなもので、子どもふたりも荷物も乗せられて、雨よけカバーもついている。自転車から外せばベビーカーとしても使えてしまう優れたアイテムだが「大阪の道路事情じゃ不便なうえに怖くて乗れない!」、ごもっとも。日本でトレーラーを眠らせてしまっている鬱憤を、ここぞとばかりに親子で晴らしているようだ。
母は仕事をしながら英語学校に通い、子どもたちは現地の保育園に通う。そしてまた次なる町へ旅に出る。晴天率の高さには恵まれているし、トレーラーつきでも安全に走行できる広い自転車レーンなどもあり、環境が整っている。駐輪場所に迷うことは一度もなかったそうだ。「日本の2〜4月はちょうど夏の終わりから秋の始まりで、自転車に最適。トレーラーつき自転車ライフも毎日続いてますが、日本ではこうはいかない。走る・停める、で悩むことがないのは毎日自転車で出かけるモチベーションにつながっている気がします。NZでは、ヘルメット必須で左側走行はルールとしてしっかり守りながら、公園や公共の場所でのルールが少なくて本当に自由。自転車で公園へ行ってのんびり過ごすだけで休日がハッピーなんです。滞在中にクライストチャーチでのテロ事件が起こったのですが、こちらに暮らす人たちのふるまいは生きた教科書でした。日本とまったく違う世界がたくさんあるんだ、と子どもたちに身をもって感じてもらえていたら、私たち親子の挑戦は大成功ですね」。
季刊紙『サイクル』 cycleweb.jp