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ENALLOID × PAPERSKY “Through the Lens” 002 若木信吾

, 2019/05/09

PAPERSKY本誌との連動企画「ENALLOID × PAPERSKY “Through the Lens”」。着る服を選ぶようにメガネのフレームも選んでほしいと、シンプルでスタンダードなフレームを展開する「エナロイド」と、各地の風景を独自の視点で切り取る写真家によるコラボレーション企画です。メガネのレンズとカメラのレンズ、それぞれのレンズの先にはどんな世界が広がっているのか…..? 3回シリーズでお届けする最初の写真家は、若木信吾さん。若木さんが旅先で出会った、レンズをとおしてみた世界とは?

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ENALLOID × PAPERSKY “ Through the Lens”
写真家がレンズの向こうに見た世界 002 若木信吾
San Diego, USA | 2019年春

SNSがまだなかった頃、インターネットどころかテレビもなかった時代、町の情報は床屋に集まってきていたという。髪に触れられ、カミソリで髭を剃ることを委ねられる相手には、ついついプライベートなことまで喋ってしまうのだろう。しかも、一度、通い始めた床屋をそうそう変えることはしないから、定期的な情報のアップデートもされる。しかし街角ごとに床屋がある場合はどんな感じなのだろう。床屋同士の情報交換はあるのだろうか。SNSの別のコミュニティ同士が、コミュニケーションをあまり取らないのと同様、近所に何軒もあってもお互い干渉し合わず、店は成立するのだろうか?

サンディエゴのナショナル・シティという町にたどり着いたのは偶然で、僕の好きなアーティスト、ジョン・ボルデッサリの出身地だということをフリーウェイを走っていてたまたま思い出したからだった。その町は自動車街が有名で、新車ディーラーが、道の両脇に1マイルほど続き、「マイル・オブ・カーズ」とうたわれるほどだ。きっと床屋が多いのも車のセールスマンがたくさんいるからなのかもしれない。

床屋の店構えがそれぞれ特徴的で、撮影しながら街を歩いていると、カットケープをつけたままのお客さんが店から出てきて、「何か用か?」と尋ねられた。「店構えがいいから写真を撮ってたんだ」というと、「そうか」と興味なさそうに店に戻ろうとしたので、「ちょっと中を見せてもらってもいい?」と図々しく入り込んで、写真を撮らせてもらった。こういう時、美容室ではなくて、床屋の方が入りやすい。男のグルーミングはある種の見せどころだから。身だしなみにこだわっているのを見せるのは恥ずかしいことではない。ある店では、OB理容師が友人に頼まれ、たまたま店を開けていたり、床屋コンテストで優勝したトロフィーを窓際に飾って「日本から取材か?いつでも俺の店を撮ってくれ」という床屋さんもいたり。

床屋で頭も顔もすっきりキメた後は、近所でピザを食べるのも良さそうだ。なんといってもこのピザ屋は若い頃のトム・ウェイツが働いていた場所だ。ここを舞台にした歌もいくつかあるくらい、トム・ウェイツにとっても思い出深い場所なのだろう。ナショナル・シティの三大名物を「車」「床屋」「ピザ」として、休日にこの3つをのんびり楽しめたら、翌日からの仕事にも覇気が出ることだろう。

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Frame 002
彫金と乳白色のバランスが特徴の「TIMELESS」
model: TIMELESS we 46
color: Milky Brown Sasa (182)

テンプル内側に彫金を施したクラシカルな雰囲気に、ENALLOIDらしい乳白色が絶妙なフレーム「TIMELESS」。薄いレンズカラーは室内でも使用できる濃度に仕上がっています。
 
About Enalloid
岐阜県中津川にて1947年より続くプラスチックフレームファクトリー「恵那眼鏡工業」によるオリジナルブランド。古くから続くスタンダードを守りながら、メガネの新しいスタイルを発信するエナロイドは、デザインや素材のクオリティを重視したジャパン・メイドのフレームとして国内外で評価の高いシリーズです。使いやすさや掛け心地の良さに加え、「日常をちょっといいものにする」をコンセプトに、着る服やアクセサリーを選ぶように、その日の気分でフレームを選ぶ楽しさを提案しています。
http://www.thorough.jp/enalloid/

Photographer 001
若木信吾|Shingo Wakagi
1971年静岡県生まれ。写真家/映画監督。ニューヨーク州ロチェスター工科大学写真学科卒業。雑誌・広告・音楽媒体など幅広い分野で活動中。雑誌『youngtreepress』の編集発行を務め、浜松市の書店「BOOKS AND PRINTS」のオーナーでもある。映画:撮影、監督作品に『星影のワルツ』『トーテム~song for home~』『白河夜船』(原作:吉本ばなな)などがある。

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