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京都に来ていなかったらきっと日本に暮らしてなかった|Kyoto Cyclists 4

「各地を走っているけれど、自転車に乗るなら僕は西日本のほうが好き。MTB選手だったからかな。関西は山が遠くないでしょう。住まいも京都の山麓にあるから、思い立ったら自転車でいつでも走りにいける。日本は他国より車の運転マナー […]

02/21/2017

「各地を走っているけれど、自転車に乗るなら僕は西日本のほうが好き。MTB選手だったからかな。関西は山が遠くないでしょう。住まいも京都の山麓にあるから、思い立ったら自転車でいつでも走りにいける。日本は他国より車の運転マナーもスピードも悪くない。自転車で走りやすい国だよ」
ヴィンセントさんがオーストラリアから日本へ初めて訪れたのは今から30年前。ツーリング用の自転車を持ってきて最初に走ったのは九州だった。以来、国内外のサイクリストを案内する機会も多いようで、お気に入りの場所だという。奥さんと1週間かけて四国を巡った旅も印象的だった。
「とにかく幹線道路ではなく裏道を選んで走るんだ。暮らしが見える道を進むのが、自転車らしくていいよね。若いころは走ることに必死だったけれど、今は60〜80kmの距離を一日かけてゆっくり走るのがいい。京都は、走るだけで観光もできて、町と山のどちらも気持ちがいい。最近はみんなで一緒に走るのが、とても楽しいんだ」
MTBやシクロクロス、ロードなど国内外のレースで活躍後、プロチームのマッサージャーやフィッターに従事。身体と自転車をデータで測定・解析することで、日ごろ気になっていた姿勢やサドルなどの違和感を調整するのが、フィッターとしての彼の仕事だ。日本を、町を、どう楽しむか? のちょっとその前に、自分になじむ一台にしよう。自転車愛にあふれる彼のような人もいる京都は、やっぱり自転車が楽しい町だ。
Pedalforth Fitting
www.pedalforth.com
» PAPERSKY #52 KYOTO | BICYCLE Issue