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今なおハンドメイドでつくられるミッドセンチュリーモダンの逸品

1940年代のカリフォルニアには、東海岸では考えられないような安く広い土地が残されていた。一年中温暖で気候に恵まれた土地であること、またハリウッド映画や新しい音楽シーンなど、自由で華やかな雰囲気があり、それを求めて人々は […]

01/26/2017

1940年代のカリフォルニアには、東海岸では考えられないような安く広い土地が残されていた。一年中温暖で気候に恵まれた土地であること、またハリウッド映画や新しい音楽シーンなど、自由で華やかな雰囲気があり、それを求めて人々はこぞってカリフォルニアに集まった。そしてデザイナーや建築家たちは、当時最新の素材や技術を使って、より自由な発想で建物や家具をつくるようになったのだ。それまでのヨーロッパの流れをくむデザインから、アメリカ特有のデザインスタイルがカリフォルニアで生まれた。いわゆる「ミッドセンチュリーモダン」の始まりである。
そんな20世紀中頃に生まれた「ものづくり」への情熱が近年また見直され、大量生産ではない手づくりの「オリジナル」が注目されている。ファニチャーメイカー「MODERNICA」のシェルチェアも、LA近郊のファクトリーにおいて、今なお一脚一脚がハンドメイドでつくられている。同社が手がけるシェルチェアの最大の特徴はファイバーグラス製であるということ。細かなファイバーグラスを敷き詰めたところに樹脂を流し込み、高温プレスで一気に溶かし固める製法でつくられるチェアには、独特の模様が残り、ひとつひとつ違った表情に仕上がっていく。
かつてチャールズ・イームズがデザインしたミッドセンチュリーを代表するこのプロダクトがロサンゼルスでデザイン、生産されていたことに注目し、当時と変わらない生産手法や素材を使って現代へと蘇らせた「MODERNICA」の全面協力を得て、別注モデルが誕生した。当初から稼働している世界唯一の専門機器と同社が誇る熟練の職人たちが手掛けるシェルに特注のブロンズメッキのベースを組み合わせたチェアは、リビングやガーデンなどさまざまなシーンで圧倒的な存在感を放つだろう。
 
STÜSSY Livin’ GENERAL STORE
ステューシー リヴィン ジェネラルストア
南カリフォルニアで生まれたクロージングブランドSTÜSSY(ステューシー)が「新しい価値観」を提案すべく2011年よりスタートさせたレーベル。飽きることのない、生活に根づいたクオリティグッズを独自の編集力で集めている。
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