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自転車なら、京都の四季を誰より楽しめる|Kyoto Cyclists 2

「自転車でどこまででも行けるんです」 毎日の往復約10kmの通勤も、実家がある宇治へも、そしていくつも峠を越えて日本海へも自転車で出かけてしまうのが明日香さんだ。京都発の和装ブランド「SOU・SOU」に勤める彼女らしい和 […]

01/18/2017

「自転車でどこまででも行けるんです」 毎日の往復約10kmの通勤も、実家がある宇治へも、そしていくつも峠を越えて日本海へも自転車で出かけてしまうのが明日香さんだ。京都発の和装ブランド「SOU・SOU」に勤める彼女らしい和の装いもさることながら、休日にはピチピチのジャージもみごとに着こなす。そんな彼女の楽しみといえば、紅葉や桜のパトロールだろうか。季節の移ろいを、自転車で味わうのだという。
「SOU・SOUで働くようになったのを機に、お茶を習っています。これが、本当に楽しくて。お菓子やしつらいに季節を感じられますから。冬は寒く夏は暑いのが京都ですが、そのぶん四季折々の情景が美しく、季節の移ろいに敏感になれます。それに自転車で走れば、なおさらです。観光シーズンには人も増えますので、通勤前の時間を活用して静かな寺社や町並みで、紅葉や桜、紫陽花や菖蒲を愛でるようにしています。同じ道でも、日々、花や樹々の変わる様子が愛おしいんですよね」
この日は、少し早い紅葉チェックで南禅寺へ。こっそり教えてもらった名所は、京見峠の先にある岩戸落葉神社。見上げれば大銀杏、足下には一面黄色い絨毯と、それは見事なのだとか。
「新緑美しい6月の大原も大好きです。自転車で30分も走れば、空気も景色も別世界。あ、もちろん〝行く先に美味しいものがある〟というのも、大切なご褒美です。大原の朝市、12月の水尾なら
柚子、花背の蕎麦、東福寺の道中にはホットケーキも……幸せですねぇ(笑)」
SOU・SOU 着衣
www.sousou.co.jp
» PAPERSKY #52 KYOTO | BICYCLE Issue