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マニアもうならせる、充実したラインナップ|Vinyl Digging in Rio (4)

エイトール・アラウージョは、20年前に友人のレコードコレクターと3人でこのショップを始めた。店を構えるガベア地区はもともとフランスからの移民も多く、今では若い世代が集うファッショナブルなエリアだ。 「ここはボヘミアンな雰 […]

07/21/2016

エイトール・アラウージョは、20年前に友人のレコードコレクターと3人でこのショップを始めた。店を構えるガベア地区はもともとフランスからの移民も多く、今では若い世代が集うファッショナブルなエリアだ。
「ここはボヘミアンな雰囲気が漂うエリアで、アートに敏感なクリエイター、ジャーナリスト、オピニオンリーダーが自然と集まってくる。だから時代に関係なく、ボサノヴァ、MPB、ロックの名盤をそろえ、感度の高いファンを刺激できればと思っているんだ」
特筆すべきは2階に置かれた、レコードの充実した品ぞろえ。近年、急増するレコードファンに対応するためだ。特に10~20代の音楽好きが新旧の名盤を求めて、この店に通いつめているとか。ボサノヴァをあえてレコードでそろえたいなら、必ず選択肢に加えたいショップだ。
「かつてコパカバーナには70箇所くらいのナイトクラブがあって、ボサノヴァはどこでも聞けた。でも今ではリオでも限られた場所でしかライブが行われていない。ちょっと寂しいけど、また時代は巡ってくるだろう。最近ではラパ地区のクラブがおもしろいし、サンバやボサノヴァを演奏するいいバンドもまだある。カリオカはビーチとビールさえあればとりあえず満足っていうところがあって、そこにはもちろん音楽が欠かせない。リオっていう街はいつだって音楽を求めているから、きっと近い将来、ボサノヴァのように新しい音楽が生まれてくると思うよ」
Tracks
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» PAPERSKY #50 Rio de Janeiro | Bossa Nova Issue