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湖北・湖西、絶景と豊かな食の旅 – Day1

3月31日の晴れた土曜の朝、ツール・ド・ニッポン in 滋賀に、その“きっかけ”を見いだし、はじめて滋賀を訪れたという人が多く集った。今回の滋賀旅は、走るなら絶対にはずさない方が良いといわれる湖北と、琵琶湖汽船のmegu […]

08/20/2013

3月31日の晴れた土曜の朝、ツール・ド・ニッポン in 滋賀に、その“きっかけ”を見いだし、はじめて滋賀を訪れたという人が多く集った。今回の滋賀旅は、走るなら絶対にはずさない方が良いといわれる湖北と、琵琶湖汽船のmegumiによるクルージングを組み込むことで、普通に走るよりずっと広範囲を満喫できる、おいしいとこどりの旅だ。
ツール・ド・ニッポン得意の、自転車初心者でも楽しめるサイクリング。1日目のスタート地・木ノ本は、滋賀の最北端の町で冬は雪深い。その地で460余年、思いと製法を脈々と伝い守る冨田酒造の冨田さんが私たちを見送りにやってきてくれた。天正11(1583)年、羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家が戦った賤ヶ岳の古戦場や、素朴で穏やかな余呉湖など、その歴史や魅力をもっと探りたいと思える場所。それに冨田さんの人柄に後ろ髪を引かれながら、早速、琵琶湖最大のビューポイントを目指した。
直後に上へと続く坂をクリアすると、演出かと思うようなトンネルを越えてすぐに、琵琶湖を眼下に臨む絶景が私たちの視界を奪う。離れがたいそのポイントから湖畔や山里の道を走り抜け、再び湖へ出る頃に現れるみつとし本舗へ。小さなテーブルを店先に用意して私たちを迎えてくれた母子と、絶品!のピーナッツ入り煎餅をほおばりながら、まだ花の咲いていなかった桜の名所・海津大崎を抜け、湖からふく風にのって高島市・新旭町の針江地区へ一気に進む。
生水(しょうず)の郷として600年以上、わき水を飲料や炊事に利用して暮らす〈川端〉という文化。今も受け継がれるその仕組みや取り組み、水とともに生きる人たちとのふれあいは、私たちが参加者に最も体感してもらいたかったことだった。ボランティアガイドさんの案内により、針江地区をじっくり川端見学。夜は石津大輔さんの協力により、ソラノネのケイタリング、地元の農家や漁師、酒蔵、鹿肉の加工人、酪農家などの力を集結し〈近江の夕げ〉を実施。古材の郷・島村葭商店に今春開店した喫茶・古良慕(こらぼ)の空間に、地元の人とサイクリング参加者が一同に集った夜、湖東・高島市の食文化を美味しく堪能することができました。豊かな食、そこに暮らす人たちのぬくもりの記憶は、今も鮮明に残っているのでした。
ツール・ド・滋賀のレポートは、まだ続編をご用意します。お楽しみに!滋賀旅2日間の様子は、こちらのページFacebookページでもご覧ください。
【協力】
BRUNO
knog
BROOKS
HOUDINI
URBAN RESEARCH DOORS
THE NORTH FACE globe walker
Smartwool
Aesop
DIAGNL camera equipment
STUSSY
POTAVEL
琵琶湖汽船
サイクリングツアーズジャパン