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自転車とともに、西へ東へ Shiga = Water, Bikes, Rice & Nice

自転車で日本各地をめぐる楽しさを、走って感じてもらうプロジェクト「ツール・ド・ニッポン」。各地でイベントを運営するために関わってくださる協力者のなかには、そこで生まれ育った人もいれば、Uターン、Iターンの人もいる。地方で […]

06/12/2013

自転車で日本各地をめぐる楽しさを、走って感じてもらうプロジェクト「ツール・ド・ニッポン」。各地でイベントを運営するために関わってくださる協力者のなかには、そこで生まれ育った人もいれば、Uターン、Iターンの人もいる。地方で暮らすことは口で言うほど楽ではなく、彼らの暮らしや仕事ぶりをとおして学ぶことも多い。都市部で暮らす参加者と、イベントを支えてくれる地域の人々。その感覚や意識の違いをバランスよく取り入れ、ともに時間を共有できるのもツール・ド・ニッポンの魅力である。
3月30〜31日に開催したツール・ド・ニッポン in 滋賀は、本当に運よく、お天気も気候もいいサイクリング日和の1泊2日となった。古戦場なども残る歴史ある町・木ノ本を出発し、琵琶湖沿いの絶景を堪能できる湖北から湖西の高島市へ。湧き水で暮らす市内針江地区の日々の営みを見学した夜には、滋賀の食材をふんだんに用いた夕げを地元の方と一緒に囲む時間を過ごすことができた。2日目は琵琶湖汽船のチャーター船megumiで、パワースポット竹生島から対岸へ向かう、琵琶湖クルージングからの湖東の彦根〜近江八幡めぐり。東西南北それぞれに異なる趣を感じ、楽しめた濃厚な滋賀旅は、その各地の皆さんのサポートと『PAPERSKY』らしさが融合した新しい町の探りかたができたと実感している。
私の暮らす京都は、その歴史や文化に他の町はかなわない。それに、圧倒的に自転車の町である。関東に比べ関西には、琵琶湖一周や淡路島、瀬戸内を堪能するしまなみ海道など、自転車でめぐってみたいスポットがあふれているように思う。それもきっと、これまで“よそもの”として訪れていた町で暮らすことになったからなのだろうか。京都らしいペースでペダルをこぐ暮らしは、まだ始まったばかり。ニッポン各地の(特に西の?)自転車探訪、引き続き皆さんにお伝えしていきます。