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バリ島の豊かな自然の中で学ぶグリーン・スクール

2008年バリ島ウブド郊外に開校した、新しいスタイルのインターナショナル・スクール。山や川、畑があって、牧場があって…広大な風景すべてがこの学校のキャンパスだ。校舎には窓も扉もなく、椅子も机もそしてサッカーのゴールも、ほ […]

09/29/2010

2008年バリ島ウブド郊外に開校した、新しいスタイルのインターナショナル・スクール。山や川、畑があって、牧場があって…広大な風景すべてがこの学校のキャンパスだ。校舎には窓も扉もなく、椅子も机もそしてサッカーのゴールも、ほとんどがローカルの竹で作られたオリジナル。バイオガスを給食の調理に利用したり、水力発電システムを建設したりと、グリーンなシステムで運営されている。これらはサステイナビリティを大きなテーマに掲げる学校方針から生まれたものだ。
子どもたちはそうした環境の中、自分たちの食料となる野菜や家畜を育てて農業を学んだり、カフェを運営して経済を学んだり、地元の川の水質調査をして水質改善の研究したりと、実体験を通して生きていくための知恵を学んでいく。下は二歳から上は十五歳まで、世界中から集まったさまざまな国籍の子どもたちが通い、また先生たちの出身もさまざまだ。
地域を知ることも、国際性を育むために重要なこと。授業では、バリの伝統芸能のワヤン・リッ(影絵)を鑑賞したり、バリ独特のスポーツ「メッパンティガン」で泥の中のレスリングをすることもある。さまざまな文化や考え方があることを理解し、広い視野でのユニークな発想を持つこと。グリーン・スクールは、神々の棲む島・バリの豊かな自然や文化をバックグラウンドに、そうした心を子どもたちが自ら育てるための場所となっている。