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新酒の便り ポートワインの故郷ポルトより

本格的な冬を前に、各地から新酒の便りが届く季節が訪れた。フランスワイン、オーストラリアワイン、チリワインなど、多彩な産地のワインを楽しめる昨今だからこそ、冬の夜にじっくりと味わいたいのは日本でも長く親しまれてきたポートワ […]

12/10/2009

本格的な冬を前に、各地から新酒の便りが届く季節が訪れた。フランスワイン、オーストラリアワイン、チリワインなど、多彩な産地のワインを楽しめる昨今だからこそ、冬の夜にじっくりと味わいたいのは日本でも長く親しまれてきたポートワイン。その故郷は、ポルトガル北部の港町ポルト。周辺に広がる葡萄畑から運び込まれたワインの樽は、ポルトの港の貯蔵庫でボトル詰めされ、世界中に旅立っていく。ポルトから東へ約200km、アルト・ドウロ地方は、世界で最古の、そして世界で最も重要なワイン産地の一つ。ポルト(Porto)、レグーア (Regua)、ピニャオン(Pinhao)の街を、ドウロ川沿いを走る列車に乗ってめぐれば、ポートワインの魅力を十分に満喫する旅となる。
ペソ・ダ・レグーアにある「キンタ・ド・パシェッカ」(Quinta da Pacheca)は、アルト・ドウロのワイン栽培地域で最も古いワイン農家の一つ。1551年の文書にはすでに名前があるというから、その歴史は450年以上。セラーには200年物のヴィンテージポートも納められている。葡萄畑の丘に囲まれた小さな町ピニャオン(Pinhao)は、ドロウの中でも最も重要なポートワインの生産地だ。トップの写真は、革新的なワインメーカー「キンタ・ド・ポルタル」(Quinta do Portal)の4つのワイン – 左から、ホワイトポート、トーニポート、ルビーポート、そしてヴィンテージ。葡萄畑から食卓まで、一本のワインが辿ってきた旅に思いを重ねてみれば、ラベルの奥にポルトの風景が浮かんでくるはずだ。
Quinta do Portal
E.N.323 Celeiros do Douro
P.O.Box 2, 5060 Sabrosa, Portugal
Tel: +351 259 937 100
9:00-13:00, 14:00-18:00
www.quintadoportal.com
Quinta da Pacheca
Cambres, 5100-424 Lamego
Tel: +351 254313228
www.quintadapacheca.com
See also: Paper Sky no.13