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Cameron Allan Mckean

重たい曼荼羅の下に座る|山伏ー山の行者たち 3

見上げると、いまは亡き人々の写真が隙間なく貼られた壁が目に入る。念入りに仕立てられた装束に身を包んだ昔の山伏たちが、畳の上に座っている人を見下ろしている。ここは、星野博が営む宿坊の大広間   »STORY

修行者を支える存在|山伏ー山の行者たち 2

山伏は死に臨むため、白装束に身を包み、大きなほら貝と杖を手に山に入っていく。9日間を山中で過ごす「秋   »STORY

肉体は宙を舞い、消えていく|山伏ー山の行者たち 1

出羽三山の深い霧のなかに消えていく人影は、山伏である。人目を忍び、儀礼を重んずるこの修行者たちは、千   »STORY

近代の手が届かないロマンス|Yaeyama weavers|染織 3

新絹枝が身にまとった藍色の着物の袂をたくし上げると、織り上がった布に日光が影を落とす。「その着物はお   »STORY

日本の端にある苧麻|Yaeyama weavers|染織 2

潮風が石垣の町全体に吹き渡り、3階の窓から入ってくる。木製の織機や、その前に座る女性たちの間を縫って   »STORY

長く深い洞窟から持ち帰った布|Yaeyama weavers|染織 1

八重山の女性は400年にわたって、織物を年貢として上納してきた。織りの作業は難しく、根気のいる仕事で   »STORY

緑、水色、くすんだ茶色、黒色の洪水|入谷朝顔 (3) 雨間秀浩

東京では昔、河川が毎年のように氾濫し、そのたびに下町が泥の海と化した。これは草、野草、多肉植物、樹木   »STORY

焼野原の後に開いた花|入谷朝顔 (2) 長恒男

1945年3月の東京大空襲は、一面を焼野原に変えた。残ったのは車や遺体の残骸と、黒焦げになった柱や梁   »STORY

朝顔を愛して止まない文化の始まり|入谷朝顔 (1) 半谷善之

毎年、7月6日から8日の3日間、東京の下町、入谷では、夏の風物詩のひとつ、朝顔市が開催される。この地   »STORY

糸がなくなれば負ける|浜松大凧 3

午後遅くの浜松市の中田島砂丘の上の青空は、視界をさえぎるものもほとんどなく、大きく広がっている。ひと   »STORY

凧印の戦い|浜松大凧 2

和紙でできた大凧が空に舞い、竹でできた軽い骨組みからは数百メートルの長さの麻糸が続いている。その麻糸   »STORY

空に消えていく凧 |浜松大凧 1

遠州灘を臨む街、浜松には江戸時代ごろから続く祭りがある。市内の各町が参戦し、長さ1,000m以上の麻   »STORY

伝統は木から生まれる | 美濃和紙 3

伝統はこだまのようなもの。世代が変わるたびに聞こえかたが違ってくる。伝統とは、年長者から若者へと受け   »STORY

漁師のためのシャツ「魚河岸シャツ」|大漁3

遠州屋の店先には品物がちらほらとしか見当たらない。取材に訪れたのが夏ではなかったからだろうか。ガラス   »STORY

水のなかでつくる紙 | 美濃和紙 1

静かに差しこむ自然光が一枚の紙をとおして、やわらかな光となって満ちている。世代を超えて受け継がれてき   »STORY

漆黒のトンネルを抜けて | マタギ Akita Mountain Hunters 3

外の光がまったく入らず、影が見える様子はまるでない。永遠に続く漆黒の闇。宇宙の果てに見える星のように   »STORY

鉄刀の切っ先 | マタギ Akita Mountain Hunters 2

マタギたちは、ずっと荒々しい自然の腕のなかで激しく揺さぶられてきた。自然との愛すべき闘いに勝つために   »STORY

山の怒り | マタギ Akita Mountain Hunters 1

日本の北西端には、山の神からクマを授かる土地がある。その地で、マタギが狩りに出かける準備をしている。   »STORY

食べられる記念碑「亀寶最中」 | 大漁 2

焼津の商店街には、ほとんど人影がない。買い物をしている年配の女性が2~3人いるくらいだ。長年、焼津で   »STORY

道具に組みこまれた知恵 | 美濃和紙 2

人間は道具がなくても多くのことができるが、道具があれば神のようになれる。手漉き和紙を魔法のようにつく   »STORY

近所づきあいに欠かせない場所|月のとうふ|神崎 自然食 (2)

神崎町では、家々が畑の海に浮かぶ島のようにぽつりぽつりと点在している。そんな郊外にあるような、大型ス   »STORY

神崎を変える小さな芽|こうざき自然塾|神崎 自然食 (2)

「我が家はここで20代ほど続く農家です。私も18歳のころから農業を始めました」と鈴木一司は言い、私た   »STORY

自然につくる酒|寺田本家|神崎 自然食 (1)

千葉県北部に広がる農業地帯に、神崎という町がある。昔からお酒やお味噌、醤油などの発酵文化の盛んだった   »STORY

風雨に浸食され、壊され、再生する|Sekizai|真鶴石材 3

「私は仏師。石を彫る職人です」と、竹林昭吉郎が工房の前で言う。1948年に真鶴で生まれた竹林は、いま   »STORY

山に階段を刻みつける|Sekizai|真鶴石材 2

15万年前、箱根山の噴火で流れ出た溶岩が周辺地域をすっぽり覆った。流れだした溶岩が冷えて固まり、やが   »STORY

青みがかった石の削りくず|Sekizai|真鶴石材 1

今から15万年前、火山活動により誕生した箱根一帯の山々。その山のなかから採掘される細かい斑点と青みが   »STORY

海に浮かぶクジャク – 高橋染物店の大漁旗|大漁1

漁には神秘的な側面もある。焼津の漁師たちのあいだには多くの迷信があり、えさの選択から「船玉」(御神体   »STORY

身を守りながら 正確な軍配を挙げる|木村庄之助 Sumo (3)

「私は木村庄之助と申します。本名は畠山三郎ですが…」取り組み中に土俵への立ち入りが許されている唯一の   »STORY

伝統を日々、結いあげる|床安(西村安士) Sumo Ryougoku (2)

蒸し暑さを感じる、東京の昼下がり。床安こと、西村安士が働く相撲部屋、出羽海部屋を訪ねた。西村は私たち   »STORY

お弁当、緑茶、和菓子と、大相撲|市毛弘子 SUMO RYOGOKU 1

祝詞が奏上され、清めの塩が高々とまかれ、歓声を上げる観客の前で巨体がぶつかりあう。これが大相撲だ。舞   »STORY

昔の編みかたを合わせて編む|別府の竹細工 3

「私が初めて竹に触れたのは、竹林から自分のおもちゃを切りだしたときでした」と大橋重臣は言う。今年で3   »STORY

家ほどの大きさをした斧を持つ鬼|青森ねぶた 1

青森は夏の盛りを迎えた。最後の残雪が融けさり、高らかなかけ声や太鼓の響き、笛の音色、鐘を打ち鳴らす音   »STORY

父から娘へ受け継がれる伝統|青森ねぶた

北村隆は青森市郊外にある自宅の一室を作業場にしている。だが、その庭はふつうとはほど遠い。途中まで仕上   »STORY

火事や枯死を乗り越えて|別府の竹細工 2

「ここで働く人たちはみんな高齢者。全員が地元の出身です」。永井貴美代はそう語るが、これは彼女自身にも   »STORY

遺伝子に刻まれたもの|別府の竹細工 1

大分全域に分布する竹林は、日本全国の竹林の約6割を占める。そこから切りだした背の高いマダケが別府竹細   »STORY

WAJIMA

輪島塗 3|千年続く生活様式 赤木明登

あらゆる伝統がかたちを変えている。だが、日本のすべての伝統工芸のなかで、漆器ほど著しい変化を見せてい   »STORY

WAJIMA

輪島塗 2|器の芯を挽く 池下満雄

74歳の池下満雄の工房には、おおまかな形に切られた木の椀が10列ほど高く積みあがっている。壁の窓から   »STORY

WAJIMA

輪島塗 1|木から塗料を採取する 若岡一夫

日本海に面した能登半島の先に、輪島の町がある。ここでは漆の木の樹液に、「地の粉」と呼ばれる珪藻土の粉   »STORY

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古道を歩き、 古代を垣間みる|吉田智彦|熊野古道 3

日本の神社仏閣には、神仏に現世利益を求めて祈願する人々が訪れる。本来の宗教的な意味合いがなくなり、願   »STORY

熊野で生まれ、 山とともに暮らす|坂本勲生|熊野古道 2

現在でも、熊野までのアクセスは悪い。新幹線も空港もなく、熊野本宮大社までは、海岸線の駅からバスを乗り   »STORY

日本の夜明け、そこに滝があった|熊野古道 1

山々のこだまが紀伊半島の中心に響き、熊野に届く。熊野は古代から神々が鎮座する地として崇められてきた。   »STORY

神聖な建築様式|TOKYO BATHING | 東京 銭湯 3

銭湯は東京の街のあちこちに隠れるようにして建っている。その堂々たる姿は一見、寺院のようだ。なかで裸の   »STORY

神の山を描く|TOKYO BATHING | 東京 銭湯 2

まぶしい昼の光が、人気のない銭湯にきれいな縞模様をつくっている。東京にふたりしかいない銭湯絵師のひと   »STORY

最後の三助|TOKYO BATHING | 東京 銭湯 1

橘秀雪はしわの寄った手をすばやく動かし、杉原さんの背中を流す。77歳になる杉原さんは日暮里の斉藤湯の   »STORY

阿波踊りの魅力を伝えたい|高瀬大輔|阿波踊り 3

高瀬大輔は生粋の徳島っ子で、阿波踊りと関わりの深い家系に生まれたが、若いころは阿波踊りにまったく関心   »STORY

3本の絹糸に魅せられて|金森鯉実|阿波踊り 2

鯉実がまだ幼いころ、祖母が毎日三味線の稽古をしていた。ぴんと張られた3本の絹の弦を大きな撥で打つと、   »STORY

止まることなく踊りつづける|四宮賀代|阿波踊り 1

公園や通りに設けられた演舞場に、太鼓の音が轟きその音が跳ね返って、徳島の街を埋め尽くす群衆の上に響き   »STORY

盆栽界の錬金術師|木村正彦|大宮盆栽 3

皇居の敷地内に「三代将軍の松」と呼ばれる500年物の盆栽がある。人間が植えて世話をしてきた世界最古の   »STORY

千年の眠りから覚めて|山田香織|大宮盆栽 2

「盆栽がやがて私の仕事になり人生になることに、中学生のころに気がついて、大きなプレッシャーを感じてい   »STORY

年老いて、病んで、衰えた植物に向きあう|田畑好信|大宮盆栽 1

1923年に関東大震災が東京を襲い、山の手に点在していた盆栽園のうち少数の業者が、東京の北にある大宮   »STORY

擦りながら無に近づく|望月苔雲|雨畑硯 3

暮れゆく日のなかで黒く濃い輝きを放つ。雨畑原石でつくられた硯に少しだけ入っている墨。望月苔雲が竹炭と   »STORY

石に魅入られる|雨宮嫡太郎|雨畑硯 2

硯は日本の書の歴史に欠かせないものである。また、日本の精神的歴史を体現する瞑想の道具でもある。「純粋   »STORY

硯石の洞窟|望月玉泉|雨畑硯 1

雨畑は山間の小さな村だ。いたるところに野生の猿が生息している。この地は、光沢があり、硬く、水持ちのよ   »STORY

HITOTZUKIが描いたメモリアルウォール

初日がいちばん寒かった。屋外でKamiとSasuが準備するのを見ていると、上着のなかで身体が縮こまっ   »STORY

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