家のような場所|PORTUGAL|EDITOR’S NOTE -13
僕は成田でルフトハンザの飛行機に搭乗したのだが、そこで出迎えてくれた日本人のスチュワーデスは、チケットの半券を見せた僕に、「アリガトウ」と言葉をかけた。その後、飛行機を乗り換え、成田を発って約20時間後、僕はポルトガルで飛行機を降りた。降り際、ポルトガル人のスチュワーデスは、「オブリガード」とつぶやいた。「アリガトウ、オブリガード」–いずれも、まったく同じ意味の言葉だ。僕は言語学者ではないけれど、500年ほど前に初めて日本に来航したポルトガル人によってその言葉がもたされたのか、またはやってきたポルトガル人が本国へと持ち帰って広まったのか、はたまた単なる偶然か、僕は推測をふくらました …»
新酒の便り ポートワインの故郷ポルトより
本格的な冬を前に、各地から新酒の便りが届く季節が訪れた。フランスワイン、オーストラリアワイン、チリワインなど、多彩な産地のワインを楽しめる昨今だからこそ、冬の夜にじっくりと味わいたいのは日本でも長く親しまれてきたポートワイン。その故郷は、ポルトガル北部の港町ポルト。周辺に広がる葡萄畑から運び込まれたワインの樽は、ポルトの港の貯蔵庫でボトル詰めされ、世界中に旅立っていく。ポルトから東へ約200km、アルト・ドウロ地方は、世界で最古の、そして世界で最も重要なワイン産地の一つ。ポルト(Porto)、レグーア (Regua)、ピニャオン(Pinhao)の街を、ドウロ川沿いを走る列車に乗って …»





























