<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>papersky &#187; Papersky club</title>
	<atom:link href="http://www.papersky.jp/tag/papersky-club/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>http://www.papersky.jp</link>
	<description>travel</description>
	<lastBuildDate>Fri, 30 Jul 2010 07:20:33 +0000</lastBuildDate>
	<generator>http://wordpress.org/?v=2.9</generator>
	<language>en</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
			<item>
		<title>行ってきました！　スイス自転車旅</title>
		<link>http://www.papersky.jp/2010/07/25/swiss-movie-night/</link>
		<comments>http://www.papersky.jp/2010/07/25/swiss-movie-night/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 25 Jul 2010 11:40:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Kao</dc:creator>
				<category><![CDATA[bicycle]]></category>
		<category><![CDATA[jp]]></category>
		<category><![CDATA[event]]></category>
		<category><![CDATA[Papersky club]]></category>
		<category><![CDATA[swiss]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.papersky.jp/?p=4472</guid>
		<description><![CDATA[ブログ、しばらくお休みしていました。実は、5月下旬からスイスへ自転車旅に出かけてきました。行ってビックリ「自転車環境、バッチリ整いすぎてる！」。自転車といえばデンマークやオランダ、スイスといえばハイジやチョコレート……そんな勝手なイメージの先行に大反省。いよいよ今週金曜、7月30日に『PAPER SKY』最新号が発売となりますが、そこでたっぷり、スイスと自転車について知ってくださいね。その夜、中目黒のカレー・カフェでスイスなムービー・ナイトを開催します。20時過ぎから夜遅くまで、編集長ルーカスやナビゲーター役のメッセンジャー世界チャンピオンJURIと、スイスについて語らうカレーな時間、一緒に過ごしましょう！
『PAPER SKY』最新号発売記念
【カレーと一緒　スイスなムービー・ナイト】
日時：7月30日（金）　20時～24時頃まで
場所：中目黒・ギグルカフェ
※この夜だけ！　限定メニューが、現役メッセンジャー男子3人による手づくりカレーです（数に限りがあるのでお早めにっ！）
編集長ルーカスも後半で来場予定！　なんと、最新号をカフェで、スペシャル価格にて限定販売します。お楽しみに～
追記：
同じスイスを楽しんだ一人として、先日のスイスでおきた列車事故で亡くなった方のご冥福を、心からお祈りします。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ブログ、しばらくお休みしていました。実は、5月下旬からスイスへ自転車旅に出かけてきました。行ってビックリ「自転車環境、バッチリ整いすぎてる！」。自転車といえばデンマークやオランダ、スイスといえばハイジやチョコレート……そんな勝手なイメージの先行に大反省。いよいよ今週金曜、7月30日に『PAPER SKY』最新号が発売となりますが、そこでたっぷり、スイスと自転車について知ってくださいね。その夜、中目黒のカレー・カフェでスイスなムービー・ナイトを開催します<span id="more-4472"></span>。20時過ぎから夜遅くまで、編集長ルーカスやナビゲーター役のメッセンジャー世界チャンピオンJURIと、スイスについて語らうカレーな時間、一緒に過ごしましょう！</p>
<p>『PAPER SKY』最新号発売記念<br />
【カレーと一緒　スイスなムービー・ナイト】<br />
日時：7月30日（金）　20時～24時頃まで<br />
場所：中目黒・<a href="http://www.gigglecafe.jp/">ギグルカフェ</a></p>
<p>※この夜だけ！　限定メニューが、現役メッセンジャー男子3人による手づくりカレーです（数に限りがあるのでお早めにっ！）<br />
編集長ルーカスも後半で来場予定！　なんと、最新号をカフェで、スペシャル価格にて限定販売します。お楽しみに～</p>
<p>追記：<br />
同じスイスを楽しんだ一人として、先日のスイスでおきた列車事故で亡くなった方のご冥福を、心からお祈りします。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.papersky.jp/2010/07/25/swiss-movie-night/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>LEVAIN DEPOT: 都会の田舎小屋 ieie</title>
		<link>http://www.papersky.jp/2010/07/24/ieie/</link>
		<comments>http://www.papersky.jp/2010/07/24/ieie/#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 24 Jul 2010 04:54:29 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Darryl Wee</dc:creator>
				<category><![CDATA[food]]></category>
		<category><![CDATA[jp]]></category>
		<category><![CDATA[Papersky club]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.papersky.jp/?p=4441</guid>
		<description><![CDATA[数年前にある香港の広東料理のシェフが自身の家を公開して、自宅で「私人餐　廰」（個人経営のレストラン）を運営し始めてからすぐ流行るようになったことがある。最近ニューヨークタイムズに「プライベート・パリ」という、 看板の掲げていない細い路地裏にひっそりと佇まってるお店の特集も。日本でも、そういった会員制ではないのに一般向けでもないような「隠れ家」っぽい割烹料理のお店もずっと前から存在していたわけなのだが、商業を目的としない不定期のお店の出現は割りと近頃の発展ではないだろうか。気取り屋の盛り場のようなところではなく、逆に外に出かけようとしても自身の部屋から離れていないアットホームさを求めているような逆説的な雰囲気のお店なのだ。
杉並区の花見の人気スポットの一つ、善福寺川からたった３分歩いたところに、真っ白く塗られた板張りのieie。オーナーのマコさんは富ヶ谷の天然酵母パン屋さん「ルヴァン」の運営にも携わっているそうですが、休日にここの自宅でくつろぎながら丁寧なおもてなしでieieのパンに合った手料理を作り上げている。大正時代の可愛い印判のお皿と使い古された漆の丸盆も、ご自宅の何気ない雰囲気にぴったりに合うのじゃないかと思った。
ルヴァン本店のHP:
http://levain317.jugem.jp/?pid=1
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>数年前にある香港の広東料理のシェフが自身の家を公開して、自宅で「私人餐　廰」（個人経営のレストラン）を運営し始めてからすぐ流行るようになったことがある。最近ニューヨークタイムズに「プライベート・パリ」という、 看板の掲げていない細い路地裏にひっそりと佇まってるお店の特集も。日本でも、そういった会員制ではないのに一般向けでもないような「隠れ家」っぽい割烹料理のお店もずっと前から存在していたわけなのだが、商業を目的としない不定期のお店の出現は割りと近頃の発展ではないだろうか<span id="more-4441"></span>。気取り屋の盛り場のようなところではなく、逆に外に出かけようとしても自身の部屋から離れていないアットホームさを求めているような逆説的な雰囲気のお店なのだ。</p>
<p>杉並区の花見の人気スポットの一つ、善福寺川からたった３分歩いたところに、真っ白く塗られた板張りのieie。オーナーのマコさんは富ヶ谷の天然酵母パン屋さん「ルヴァン」の運営にも携わっているそうですが、休日にここの自宅でくつろぎながら丁寧なおもてなしでieieのパンに合った手料理を作り上げている。大正時代の可愛い印判のお皿と使い古された漆の丸盆も、ご自宅の何気ない雰囲気にぴったりに合うのじゃないかと思った。</p>
<p>ルヴァン本店のHP:<br />
<a href="http://levain317.jugem.jp/?pid=1" target="blank">http://levain317.jugem.jp/?pid=1</a></p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.papersky.jp/2010/07/24/ieie/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>山のご飯にひと味添えて</title>
		<link>http://www.papersky.jp/2010/07/16/%e5%b1%b1%e3%81%ae%e3%81%94%e9%a3%af%e3%81%ab%e3%81%b2%e3%81%a8%e5%91%b3%e6%b7%bb%e3%81%88%e3%81%a6/</link>
		<comments>http://www.papersky.jp/2010/07/16/%e5%b1%b1%e3%81%ae%e3%81%94%e9%a3%af%e3%81%ab%e3%81%b2%e3%81%a8%e5%91%b3%e6%b7%bb%e3%81%88%e3%81%a6/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 15 Jul 2010 23:37:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>成瀬洋平</dc:creator>
				<category><![CDATA[jp]]></category>
		<category><![CDATA[mountain]]></category>
		<category><![CDATA[Papersky club]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.papersky.jp/?p=4346</guid>
		<description><![CDATA[テント泊縦走に出かけるときに頭を悩ますのが食料計画。悩みの種は食事の充実度と重量とのバランスだ。軽量化を図る上で大きな助けになるのがフリーズドライ食品。びっくりするほどおいしい商品が近所のスーパーで簡単に手に入る。しかし縦走が長期になるほど、フリーズドライだけでは味気なさを感じてくるもの。「ああ、野菜が食べたい・・・」と思ってみても、重くて腐る野菜は、長期になればなるほど持って行きにくい。
そんなテント泊縦走にいつも持って行くのが、軽量＆コンパクトな日本古来の乾燥食材、切り干し大根。調理法は煮物がいちばんポピュラーだが、水に数分浸けるだけで食べることができ、糖化して甘みが増しているので味付けをしなくても驚くほどおいしい。お湯で戻せばさらにやさしい食感になる。おかずとしてはもちろん、酒の肴にもおすすめだ。
しかし、切り干し大根のすごいところは軽量＆コンパクトでおいしいだけではなく、天日で乾燥させることでぎゅぎゅっと凝縮されたその栄養価の高さにある。たとえば、通常の大根と比べてカルシウムは15倍、鉄分は32倍、代謝を促進するビタミンＢ１・Ｂ２は10倍。さらに食物繊維も10倍で、山で便秘になりがちな人にもうれしい食材なのだ。
切り干し大根以外にも、大根の葉や小松菜などさまざまな乾燥野菜が販売されている。スープやラーメンにちょこっと入れるだけで食事のたのしみも一段とアップ。軽い、かさばらない、腐らない、栄養価が高い。乾燥野菜は、まさに登山者にもってこいの食材なのだ。ぜひ一度、お試しあれ。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>テント泊縦走に出かけるときに頭を悩ますのが食料計画。悩みの種は食事の充実度と重量とのバランスだ。軽量化を図る上で大きな助けになるのがフリーズドライ食品。びっくりするほどおいしい商品が近所のスーパーで簡単に手に入る。しかし縦走が長期になるほど、フリーズドライだけでは味気なさを感じてくるもの。「ああ、野菜が食べたい・・・」と思ってみても、重くて腐る野菜は、長期になればなるほど持って行きにくい。<br />
そんなテント泊縦走にいつも持って行くのが、軽量＆コンパクトな日本古来の乾燥食材、切り干し大根<span id="more-4346"></span>。調理法は煮物がいちばんポピュラーだが、水に数分浸けるだけで食べることができ、糖化して甘みが増しているので味付けをしなくても驚くほどおいしい。お湯で戻せばさらにやさしい食感になる。おかずとしてはもちろん、酒の肴にもおすすめだ。</p>
<p>しかし、切り干し大根のすごいところは軽量＆コンパクトでおいしいだけではなく、天日で乾燥させることでぎゅぎゅっと凝縮されたその栄養価の高さにある。たとえば、通常の大根と比べてカルシウムは15倍、鉄分は32倍、代謝を促進するビタミンＢ１・Ｂ２は10倍。さらに食物繊維も10倍で、山で便秘になりがちな人にもうれしい食材なのだ。</p>
<p>切り干し大根以外にも、大根の葉や小松菜などさまざまな乾燥野菜が販売されている。スープやラーメンにちょこっと入れるだけで食事のたのしみも一段とアップ。軽い、かさばらない、腐らない、栄養価が高い。乾燥野菜は、まさに登山者にもってこいの食材なのだ。ぜひ一度、お試しあれ。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.papersky.jp/2010/07/16/%e5%b1%b1%e3%81%ae%e3%81%94%e9%a3%af%e3%81%ab%e3%81%b2%e3%81%a8%e5%91%b3%e6%b7%bb%e3%81%88%e3%81%a6/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>japanの行方</title>
		<link>http://www.papersky.jp/2010/07/07/japan%e3%81%ae%e8%a1%8c%e6%96%b9/</link>
		<comments>http://www.papersky.jp/2010/07/07/japan%e3%81%ae%e8%a1%8c%e6%96%b9/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 07 Jul 2010 00:30:49 +0000</pubDate>
		<dc:creator>大熊健郎</dc:creator>
				<category><![CDATA[japan]]></category>
		<category><![CDATA[jp]]></category>
		<category><![CDATA[中部]]></category>
		<category><![CDATA[craftworker]]></category>
		<category><![CDATA[Papersky club]]></category>
		<category><![CDATA[石川]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.papersky.jp/?p=4251</guid>
		<description><![CDATA[「英語で陶磁器はchina、漆器はjapan」。日本人なら誰でも一度や二度は聞いたことがある話。とはいえその日本代表ともいえる漆器も、僕らが日頃親しんでいるかと言われれば……。ジャパンがジャパニーズにとって身近じゃないなんてほんとに寂しい話。ただそういう状況になってしまった要因も色々とあるだろう。何と言っても本物の漆器を作るのは大変手間がかかる。だから必然的に高価なものになってしまう。しかも近頃は合成樹脂とウレタン塗装を使った漆器もどきの製品が多く流通し、おまけに素人にその差がわかりにくいときている。そんな漆器をとりまく状況の中ででひとり孤軍奮闘して漆の魅力を伝えようと全国を飛び回っている人がいる。輪島の桐本泰一さんだ。そんな桐本さんがてがける高度な職人技が光る木地作品から、現代の暮らしにあった使いやすい器や日用品などをご覧いただくことができる展示会がクラスカのドーで始まりました。詳しくはこちらを。
http://www.claska.com/blog/2010/06/post_384.html
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「英語で陶磁器はchina、漆器はjapan」。日本人なら誰でも一度や二度は聞いたことがある話。とはいえその日本代表ともいえる漆器も、僕らが日頃親しんでいるかと言われれば……。ジャパンがジャパニーズにとって身近じゃないなんてほんとに寂しい話。ただそういう状況になってしまった要因も色々とあるだろう。何と言っても本物の漆器を作るのは大変手間がかかる。だから必然的に高価なものになってしまう。しかも近頃は合成樹脂とウレタン塗装を使った漆器もどきの製品が多く流通し、おまけに素人にその差がわかりにくいときている。そんな漆器をとりまく状況の中ででひとり孤軍奮闘して漆の魅力を伝えようと全国を飛び回っている人がいる<span id="more-4251"></span>。輪島の桐本泰一さんだ。そんな桐本さんがてがける高度な職人技が光る木地作品から、現代の暮らしにあった使いやすい器や日用品などをご覧いただくことができる展示会がクラスカのドーで始まりました。詳しくはこちらを。<br />
<a href="http://www.claska.com/blog/2010/06/post_384.html">http://www.claska.com/blog/2010/06/post_384.html</a></p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.papersky.jp/2010/07/07/japan%e3%81%ae%e8%a1%8c%e6%96%b9/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>「生む場所」としての山</title>
		<link>http://www.papersky.jp/2010/06/28/%e3%80%8c%e7%94%9f%e3%82%80%e5%a0%b4%e6%89%80%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%ae%e5%b1%b1/</link>
		<comments>http://www.papersky.jp/2010/06/28/%e3%80%8c%e7%94%9f%e3%82%80%e5%a0%b4%e6%89%80%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%ae%e5%b1%b1/#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 27 Jun 2010 23:58:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>成瀬洋平</dc:creator>
				<category><![CDATA[jp]]></category>
		<category><![CDATA[mountain]]></category>
		<category><![CDATA[中部]]></category>
		<category><![CDATA[Papersky club]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.papersky.jp/?p=4156</guid>
		<description><![CDATA[なぜ山に登るのか――？　
人っ子一人いない山の中、ガスに巻かれながら苦しい急登を登っていると、率直にそう思うことがある。こんなに苦しい思いをしながら、なんで山を歩いているのだろう、と。「そこに山があるから(Because, it is there.)」と答えたジョージ・マロリーの言葉は有名だが、自分自身はどうなのか。「なぜ山に登るのか？」これだと目的が「登頂」に絞られている感じがするので、もう少し広義にとらえる。「なぜ山に行くのか？」
山に行く理由は人それぞれだ。誰も成し遂げたことのない困難なクライミングを成功させるため、健康維持のスポーツとして、山の写真を撮りたいから、見たことのない景色を見てみたい、自分を変えたい・・・・・・。
自分の場合、山を歩いて文章や絵を描いているので、その「素材」を探しに山に入る。それでは「素材」とは何か。現実に見えている風景や出会う動植物はもちろん、山に分け入り、山で時間を過ごすなかで見えてくるものがあると思う。社会（日常）から山の世界へと近づいていく感覚。そしてその狭間にある「境界」。こちら側とあちら側、そのどちらでもない場所。その「境界」を行き来することができるようになったとき、山の奥深くにある、混沌としたもののなかから「自然の秘密」を掴み出すことはできないだろうか。「自然の秘密」を「境界」へと掴み出したとき、それは「境界」から湧き立つ霧のように、言葉となり、絵となる。あるいは写真となり、詩となり、歌となり、物語となるのだと思う。「自然の秘密」＝「素材」。「境界」を「生まれる場所」とするならば「山」は（「素材」を）「生む場所」と言えるかもしれない。「生む場所」としての「山」。そのように山を捉えたとき、山が、また違って見えてくるような、そんな気がしている。さて、どうしたら「素材」を掴み出し、表現へと紡ぐことができるのか。それが大きな課題である。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>なぜ山に登るのか――？　<br />
人っ子一人いない山の中、ガスに巻かれながら苦しい急登を登っていると、率直にそう思うことがある。こんなに苦しい思いをしながら、なんで山を歩いているのだろう、と。「そこに山があるから(Because, it is there.)」と答えたジョージ・マロリーの言葉は有名だが、自分自身はどうなのか。「なぜ山に登るのか？」これだと目的が「登頂」に絞られている感じがするので、もう少し広義にとらえる。「なぜ山に行くのか？」<span id="more-4156"></span><br />
山に行く理由は人それぞれだ。誰も成し遂げたことのない困難なクライミングを成功させるため、健康維持のスポーツとして、山の写真を撮りたいから、見たことのない景色を見てみたい、自分を変えたい・・・・・・。</p>
<p>自分の場合、山を歩いて文章や絵を描いているので、その「素材」を探しに山に入る。それでは「素材」とは何か。現実に見えている風景や出会う動植物はもちろん、山に分け入り、山で時間を過ごすなかで見えてくるものがあると思う。社会（日常）から山の世界へと近づいていく感覚。そしてその狭間にある「境界」。こちら側とあちら側、そのどちらでもない場所。その「境界」を行き来することができるようになったとき、山の奥深くにある、混沌としたもののなかから「自然の秘密」を掴み出すことはできないだろうか。「自然の秘密」を「境界」へと掴み出したとき、それは「境界」から湧き立つ霧のように、言葉となり、絵となる。あるいは写真となり、詩となり、歌となり、物語となるのだと思う。「自然の秘密」＝「素材」。「境界」を「生まれる場所」とするならば「山」は（「素材」を）「生む場所」と言えるかもしれない。「生む場所」としての「山」。そのように山を捉えたとき、山が、また違って見えてくるような、そんな気がしている。さて、どうしたら「素材」を掴み出し、表現へと紡ぐことができるのか。それが大きな課題である。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.papersky.jp/2010/06/28/%e3%80%8c%e7%94%9f%e3%82%80%e5%a0%b4%e6%89%80%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%ae%e5%b1%b1/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>1</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>Yosuke Ichikawa&#8217;s Soul Food for the Spirit</title>
		<link>http://www.papersky.jp/2010/06/23/yosuke-ichikawas-soul-food-for-the-spirit/</link>
		<comments>http://www.papersky.jp/2010/06/23/yosuke-ichikawas-soul-food-for-the-spirit/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 23 Jun 2010 06:00:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Darryl Wee</dc:creator>
				<category><![CDATA[food]]></category>
		<category><![CDATA[jp]]></category>
		<category><![CDATA[Papersky club]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.papersky.jp/?p=4085</guid>
		<description><![CDATA[世界のグルメ天国、ニューヨーク。今、NYは和食ブームの最中なのだが、日本食と言えばお寿司、黒豚などの高級な素材を使った料理しか思いつけないぐらい贅沢なイメージ。NYの旅行帰りにさっぱりしたのを食べたくなって、鎌倉の小町通り沿いの「なると屋＋典座」に行ってきた。シェフのイチカワヨウスケさんは京都で菜食の精進料理を修業してから、鎌倉に移って旬の野菜をうまく活かした「純」和食を展開。
On the first night of my recent trip to New York, a friend asked if I would be interested in going to Hakata Tonton, a restaurant specializing in Kyushu’s Japanese “soul food”, to sample their special multi-course all-pork extravaganza. 
“I didn’t think you’d be interested in doing Japanese, having just arrived from Tokyo,” he smiled [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>世界のグルメ天国、ニューヨーク。今、NYは和食ブームの最中なのだが、日本食と言えばお寿司、黒豚などの高級な素材を使った料理しか思いつけないぐらい贅沢なイメージ。NYの旅行帰りにさっぱりしたのを食べたくなって、鎌倉の小町通り沿いの「<a href="http://narutoya-tenzo.com/" target="blank">なると屋＋典座</a>」に行ってきた。シェフのイチカワヨウスケさんは京都で菜食の精進料理を修業してから、鎌倉に移って旬の野菜をうまく活かした「純」和食を展開。</p>
<p>On the first night of my recent trip to New York, a friend asked if I would be interested in going to Hakata Tonton, a restaurant specializing in Kyushu’s Japanese “soul food”, to sample their special multi-course all-pork extravaganza<span id="more-4085"></span>. </p>
<p>“I didn’t think you’d be interested in doing Japanese, having just arrived from Tokyo,” he smiled sheepishly. He was right, but for the wrong reason. I’ve always thought these themed riffs on single ingredients had something a bit gimmicky about them. Why impose this gratuitous restriction on yourself? I understand one of the dinner’s objectives was to showcase Kyushu’s fine produce – which extends far and wide beyond its fabled pork – but in any case I wasn’t really feeling in the mood for anything too calorific (as it turned out, we ended up at a tapas place, where we couldn’t resist ordering a small portion of braised pork belly from their list of Berkshire pork specials).</p>
<p>It seemed New York was still in the throes of its love affair with fat-streaked pork and other cholesterol-boosting delicacies. April Bloomfield, co-owner of the West Village gastropub The Spotted Pig, was packing in the crowds at The Breslin, her new restaurant at the hipster-Americana Ace Hotel that also features a pork-heavy menu. My stomach began to revolt a bit after ten days of all that meaty food, so I was happy to come back to Tokyo and enjoy some Japanese food of quite a different style from that of places like Hakata Tonton.</p>
<p>Yosuke Ichikawa is a young chef from Kyoto who trained as a shojin-ryori (vegetarian Buddhist temple cuisine) specialist. In 2006, he published a lovingly photographed cookbook of his recipes in collaboration with Tomoo Shoken, a respected writer on Japanese ceramics and crafts who also runs her own shop out of her hilltop home in Kamakura. Ichikawa’s food looks deceptively simple, but is deviously tricky to get right: fresh produce in season, minimally fiddled with, and simply seasoned. Carefully arranged on roughly-finished plates and bowls in burnished tones selected by Shoken, Ichikawa’s vegetarian food tantalizes with its vivid colors and flavors that sing confidently without resorting to elaborate preparations.</p>
<p>His restaurant Naruto-ya + Tenzo is located along Komachi Dori, one of Kamakura’s main shopping drags. The menu is brief, changing every month or so according to the season. On a recent summer evening, it featured only one “June meal” consisting of rice and soup with three to four main dishes, and a bowl of udon noodles in a clear, savory broth thickened with arrowroot starch, accompanied by three small sides. Small, unglazed ceramic bowls on a lacquered tray covered in a linen cloth contained pumpkin, winter melon and lightly-battered burdock in a dashi broth laced with grated sesame, a rich red miso soup with mozuku and oka-hijiki seaweed, boiled sweet potatoes with edamame soybeans, and a “shooter” of blanched tomatoes in a chilled dashi stock.</p>
<p>Even in cities like New York, enamored of the “simplicity” and clean, umembellished flavors of Japanese cuisine, the food tends to lean heavily on expensive luxuries like fresh air-freighted seafood and meat. Simplicity of preparation in the kitchen is offset by the elaborate logistics of sourcing “authentic” ingredients from halfway around the world. A very expensive form of austerity – but then most Japanese food lovers abroad seem to be affluent consumers who have become accustomed to the sort of extravagant gastronomy that exists half a world away from Ichikawa’s modest, healthy, but flavorful and seasonally-aware cuisine.</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.papersky.jp/2010/06/23/yosuke-ichikawas-soul-food-for-the-spirit/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>1</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>ワイルドマウンテンにずっと住みたい</title>
		<link>http://www.papersky.jp/2010/06/11/wild-nakano/</link>
		<comments>http://www.papersky.jp/2010/06/11/wild-nakano/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 10 Jun 2010 22:45:51 +0000</pubDate>
		<dc:creator>江口宏志</dc:creator>
				<category><![CDATA[book]]></category>
		<category><![CDATA[jp]]></category>
		<category><![CDATA[Papersky club]]></category>
		<category><![CDATA[今読んでいる本]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.papersky.jp/?p=3452</guid>
		<description><![CDATA[次に住むならワイルドマウンテン町に住みたい、という人は多いはずだ。もちろん僕もそのひとり。ん、なんのこと？って人に念のためワイルドマウンテンのことを説明すると、ある日、中野区に巨大隕石が落下して大きな岩山ができる。この地はワイルドマウンテン町と名づけられ、元・地球防衛軍隊長、菅菅彦（スガスガヒコ）が町長として赴任する。最初は菅彦ひとりだった住人も、淵野辺さん、その孫であり、町でたったひとりの子どもの銀造、そして岩山に張りついた、テレパシーで会話する巨大岩、ハガレゴッドとその仲間たちと、菅彦の努力のかいもあって住人は増えてきて徐々に発展していく。あっちこっちで恋も生まれる。一見、平和に見えるワイルドマウンテン町と菅菅彦だが、じつは彼が地球防衛軍時代に地球に衝突しようとする隕石を撃ち損なったことで生まれた場所であるという秘密を抱えている。とぼけた展開から、まさかのシリアスなロボット対人間の香港での格闘編を経て、メディアからの攻撃という現実世界との軋轢。ワイルドマウンテンの未来はいかに…。というのがおおまかなストーリー。
でも、完結したこの漫画の楽しみ方はむしろストーリーとは別に繰り広げられる（ように見える）小ネタの数々。ジャズのことをまったく知らない菅彦が知ったかぶりするくだりや、音楽好きには毎回のタイトルにもニヤリとさせられる。住んでいる場所でも旅先でも、自分と世界を親密なものにするのは、ちょっとしたつながり。ずっと続いてほしかった居心地のいい町の話だ。
ワイルドマウンテン（ １～８）
本秀康　著
小学館
￥630～700（各巻）
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>次に住むならワイルドマウンテン町に住みたい、という人は多いはずだ。もちろん僕もそのひとり。ん、なんのこと？って人に念のためワイルドマウンテンのことを説明すると、ある日、中野区に巨大隕石が落下して大きな岩山ができる。この地はワイルドマウンテン町と名づけられ、元・地球防衛軍隊長、菅菅彦（スガスガヒコ）が町長として赴任する。最初は菅彦ひとりだった住人も、淵野辺さん、その孫であり、町でたったひとりの子どもの銀造、そして岩山に張りついた、テレパシーで会話する巨大岩<span id="more-3452"></span>、ハガレゴッドとその仲間たちと、菅彦の努力のかいもあって住人は増えてきて徐々に発展していく。あっちこっちで恋も生まれる。一見、平和に見えるワイルドマウンテン町と菅菅彦だが、じつは彼が地球防衛軍時代に地球に衝突しようとする隕石を撃ち損なったことで生まれた場所であるという秘密を抱えている。とぼけた展開から、まさかのシリアスなロボット対人間の香港での格闘編を経て、メディアからの攻撃という現実世界との軋轢。ワイルドマウンテンの未来はいかに…。というのがおおまかなストーリー。<br />
でも、完結したこの漫画の楽しみ方はむしろストーリーとは別に繰り広げられる（ように見える）小ネタの数々。ジャズのことをまったく知らない菅彦が知ったかぶりするくだりや、音楽好きには毎回のタイトルにもニヤリとさせられる。住んでいる場所でも旅先でも、自分と世界を親密なものにするのは、ちょっとしたつながり。ずっと続いてほしかった居心地のいい町の話だ。</p>
<p><a href="https://www.amazon.co.jp/dp/4091883621?tag=kneehighmedia-22&#038;camp=1027&#038;creative=7407&#038;linkCode=as4&#038;creativeASIN=4091883621&#038;adid=0XT6WZBN8TPTQ952YMZ6&#038;">ワイルドマウンテン</a>（ １～８）<br />
本秀康　著<br />
小学館<br />
￥630～700（各巻）</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.papersky.jp/2010/06/11/wild-nakano/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>ボルダリング</title>
		<link>http://www.papersky.jp/2010/06/03/%e3%83%9c%e3%83%ab%e3%83%80%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0/</link>
		<comments>http://www.papersky.jp/2010/06/03/%e3%83%9c%e3%83%ab%e3%83%80%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 02 Jun 2010 23:55:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>成瀬洋平</dc:creator>
				<category><![CDATA[jp]]></category>
		<category><![CDATA[mountain]]></category>
		<category><![CDATA[Papersky club]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.papersky.jp/?p=3543</guid>
		<description><![CDATA[岐阜県の山の中に引っ越してから早くも半年が過ぎようとしています。木々の芽吹きが始まったかと思うと、あっという間に葉が生い茂り、日に日に緑が濃くなっています。岐阜に住みだして、時間ができるごとにせっせと通っているのが、家の近くにあるボルダリングエリアです。岐阜県恵那市の北西に位置する笠置山には、昨年公開されたボルダリングエリアがあり、規模、質ともに国内最大級のエリアになっています。世界的クライマーの小山田大さん（『PAPER SKY』最新号に小山田さんプロデュースのクライミングジム「Project」も紹介されていました）も足繁く通い、高難度課題を次々に設定しています。
笠置山に通っていると「ボルダリングは芸術のようだ」と思います。笠置山には手つかずの岩がまだまだゴロゴロと転がっています。クライマーは岩を見て、登れそうなラインを見いだし、自然の造形であるホールド（手がかり）だけを頼りに、一連のムーブ（動き）を読み解き、組み立てていきます。まっさらな岩にラインが引かれ、ムーブが描かれていくさまは、絵筆でまっさらなキャンバスに描く絵画のようですし、流れるように繰り出される無駄のないムーブパフォーマンスはダンスを思わせる美しさがあります。ボルダリングは単なるスポーツというだけではなく、岩とクライマーが作り上げる芸術なのかもしれません。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>岐阜県の山の中に引っ越してから早くも半年が過ぎようとしています。木々の芽吹きが始まったかと思うと、あっという間に葉が生い茂り、日に日に緑が濃くなっています。岐阜に住みだして、時間ができるごとにせっせと通っているのが、家の近くにあるボルダリングエリアです。岐阜県恵那市の北西に位置する笠置山には、昨年公開されたボルダリングエリアがあり、規模、質ともに国内最大級のエリアになっています。世界的クライマーの小山田大さん<span id="more-3543"></span>（『PAPER SKY』<a href="http://www.fujisan.co.jp/Product/1281680322/ap-kneehighmedia">最新号</a>に小山田さんプロデュースのクライミングジム「Project」も紹介されていました）も足繁く通い、高難度課題を次々に設定しています。</p>
<p>笠置山に通っていると「ボルダリングは芸術のようだ」と思います。笠置山には手つかずの岩がまだまだゴロゴロと転がっています。クライマーは岩を見て、登れそうなラインを見いだし、自然の造形であるホールド（手がかり）だけを頼りに、一連のムーブ（動き）を読み解き、組み立てていきます。まっさらな岩にラインが引かれ、ムーブが描かれていくさまは、絵筆でまっさらなキャンバスに描く絵画のようですし、流れるように繰り出される無駄のないムーブパフォーマンスはダンスを思わせる美しさがあります。ボルダリングは単なるスポーツというだけではなく、岩とクライマーが作り上げる芸術なのかもしれません。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.papersky.jp/2010/06/03/%e3%83%9c%e3%83%ab%e3%83%80%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>自分の視点からクラフトを再発見 ジャパンクラブ活動報告</title>
		<link>http://www.papersky.jp/2010/06/02/japanclub1-mingeikan/</link>
		<comments>http://www.papersky.jp/2010/06/02/japanclub1-mingeikan/#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 01 Jun 2010 23:58:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>TEAM YUM YUM</dc:creator>
				<category><![CDATA[japan]]></category>
		<category><![CDATA[jp]]></category>
		<category><![CDATA[関東]]></category>
		<category><![CDATA[Craft]]></category>
		<category><![CDATA[event]]></category>
		<category><![CDATA[Papersky club]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.papersky.jp/?p=3826</guid>
		<description><![CDATA[「日本にある、見過ごされているよいものを再発見しよう」というペーパースカイジャパンクラブ。その第一回目のクラブ活動が5/23(日)に行われた。キャプテンであるCLASKA/DO の大熊健郎さんがその舞台に選んだのは、東京駒場にある日本民藝館。「民藝」とは民衆的工芸品、すなわち一般の人々が使っていた日常の道具に美しさを見出すという意味があり、その民藝運動の創始者である柳宗悦らの企画により昭和11年に開館したものだ。当時美や評価の対象外とされていた、名もなき工人が作った器や道具の中に美的価値を見出そうという思いのもと、柳らが当時日本全国や朝鮮など訪ね歩いて収集した織物や古陶磁などが数多く展示されている。
館内を見学する前に、大熊さんが今回のクラブ活動のテーマについて説明してくれた。
「ここ民藝館には、70年前、柳らがその価値や美しさを&#8221;再発見&#8221;し、選ばれたものが集められています。それは、その時代の中で、言ってみれば柳の価値観やライフスタイルの中で美しいと捉えられたものだと言えるかもしれません。それはそれとして、今私たちが生きている時代の中で見たらどうだろうか、私たちのライフスタイルに合うかどうか、本当に自分にとっても美しいものなのか、民藝館で見たら素晴らしいけれど、自分の家にあったらどうだろう、というように、考えながら見ていただきたいと思います。美しいと言われているものをそのまま受け入れるのではなく、批判的に見るのも大事なことです。自分なりの価値を発見すること、それが、当時の柳らの姿勢に通じるものだと思います」。
展示されているものを美の原点として回帰することではなく、大切なのは「今の暮らしを視点に」見つめ直すという作業。それは、伝統工芸品と呼ばれるものも今の時代に合ったように進化していくことが大事、という大熊さんがクラフトを捉える視点にも通じる。
館内は日本民藝協会の村上さんが一緒に案内して下さった。染色の部屋、古陶磁の部屋、そして開催中の朝鮮陶磁展など、幅広いコレクションが並んでいる。こうしたものは、今でこそ価値のあるものとして認められていても、柳らが収集した当時は二束三文の価値しかないものとして扱われていたという。いずれも華美な装飾を施されたものはほとんどなく、機能性の中にシンプルな美を感じさせる道具ばかりだ。
もう一つ見学のポイントとして大熊さんが挙げていたのが「コーディネイトの力」 &#8211; ものそのものの美しさだけではなく、その周辺に並んだものとの組み合わせ、空間の中での関係性により一層美しさが引き立つということだった。この民藝館には、柳らが細部にまでこだわって設えた棚や展示ケース、建具などが設立当時から受け継がれており、角を加工された障子の桟や展示ケースひとつとってみても、その美へのこだわりはさすが。そうした空間の中で、ひとつひとつの展示物が一番美しく輝くような陳列がなされ、周辺のものと形や色で引き立ち合うように隅々まで配慮されている。
展示室に配された椅子やテーブルも当時からあるもの。松本市の松本民藝家具によって制作されている籐のベンチシートは、編集長ルーカスも興味津々。座り心地を試してみたり、リクライニングだから部屋に置いてお茶を飲みたいねなどと、参加してくれたKaoさん(自転車クラブキャプテン)と一緒に盛り上がっていた。柳らが集めたものを鑑賞しながら、自分たちのライフスタイルに合わせて考えてみたりすることで、展示されているものがぐっと身近に思えてきた。
「白磁高足杯」という、19世紀に朝鮮で使われていた盃。これも実際に晩酌に使うとしたら&#8230;という視点で見ると、芸術作品としてみるのとは違い、こうだったらいいのに、もう少し小さければかわいいのに&#8230;などという気持ちも生まれてくる。美しいかどうか、気に入って使うかどうかは自分のセンス次第ということに改めて気づく。ルーカスが「作ってみたらいいんじゃない？」と言っていたように、自分で何かものを作るときの参考としても役立ちそうだ。何百年も人が大事にとっておいたものには、やはりそれなりのクリエイティブを感じさせてくれる。
作家の名前やブランドなどにとらわれることなく、 自分たち自身の目で、ものそのものの美しさを見出し、価値を与えること &#8211; それがジャパンクラブが考える今の時代に合った日本のクラフトの再発見。同じような気持ちで、大正時代にそうした運動をした人々がいた &#8211; そうした思想を伝える民藝館でのイベントは、第一回目にふさわしいクラブ活動となった。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「日本にある、見過ごされているよいものを再発見しよう」というペーパースカイジャパンクラブ。その第一回目のクラブ活動が5/23(日)に行われた。キャプテンである<a href="http://www.claska.com/gallery/" target="blank">CLASKA/DO</a> の大熊健郎さんがその舞台に選んだのは、東京駒場にある日本民藝館。「民藝」とは民衆的工芸品、すなわち一般の人々が使っていた日常の道具に美しさを見出すという意味があり、その民藝運動の創始者である柳宗悦らの企画により昭和11年に開館したものだ。当時美や評価の対象外とされていた、名もなき工人が作った器や道具の中に美的価値を見出そうという思いのもと、柳らが当時日本全国や朝鮮など訪ね歩いて収集した織物や古陶磁などが数多く展示されている。</p>
<p>館内を見学する前に、大熊さんが今回のクラブ活動のテーマについて説明してくれた。<br />
「ここ民藝館には、70年前、柳らがその価値や美しさを&#8221;再発見&#8221;し、選ばれたものが集められています。それは、その時代の中で、言ってみれば柳の価値観やライフスタイルの中で美しいと捉えられたものだと言えるかもしれません。それはそれとして、今私たちが生きている時代の中で見たらどうだろうか<span id="more-3826"></span>、私たちのライフスタイルに合うかどうか、本当に自分にとっても美しいものなのか、民藝館で見たら素晴らしいけれど、自分の家にあったらどうだろう、というように、考えながら見ていただきたいと思います。美しいと言われているものをそのまま受け入れるのではなく、批判的に見るのも大事なことです。自分なりの価値を発見すること、それが、当時の柳らの姿勢に通じるものだと思います」。<br />
展示されているものを美の原点として回帰することではなく、大切なのは「今の暮らしを視点に」見つめ直すという作業。それは、伝統工芸品と呼ばれるものも今の時代に合ったように進化していくことが大事、という大熊さんがクラフトを捉える視点にも通じる。</p>
<p>館内は日本民藝協会の村上さんが一緒に案内して下さった。染色の部屋、古陶磁の部屋、そして開催中の朝鮮陶磁展など、幅広いコレクションが並んでいる。こうしたものは、今でこそ価値のあるものとして認められていても、柳らが収集した当時は二束三文の価値しかないものとして扱われていたという。いずれも華美な装飾を施されたものはほとんどなく、機能性の中にシンプルな美を感じさせる道具ばかりだ。</p>
<p>もう一つ見学のポイントとして大熊さんが挙げていたのが「コーディネイトの力」 &#8211; ものそのものの美しさだけではなく、その周辺に並んだものとの組み合わせ、空間の中での関係性により一層美しさが引き立つということだった。この民藝館には、柳らが細部にまでこだわって設えた棚や展示ケース、建具などが設立当時から受け継がれており、角を加工された障子の桟や展示ケースひとつとってみても、その美へのこだわりはさすが。そうした空間の中で、ひとつひとつの展示物が一番美しく輝くような陳列がなされ、周辺のものと形や色で引き立ち合うように隅々まで配慮されている。</p>
<p>展示室に配された椅子やテーブルも当時からあるもの。松本市の<a href="http://matsumin.com" target="blank">松本民藝家具</a>によって制作されている籐のベンチシートは、編集長ルーカスも興味津々。座り心地を試してみたり、リクライニングだから部屋に置いてお茶を飲みたいねなどと、参加してくれたKaoさん(自転車クラブキャプテン)と一緒に盛り上がっていた。柳らが集めたものを鑑賞しながら、自分たちのライフスタイルに合わせて考えてみたりすることで、展示されているものがぐっと身近に思えてきた。<br />
「白磁高足杯」という、19世紀に朝鮮で使われていた盃。これも実際に晩酌に使うとしたら&#8230;という視点で見ると、芸術作品としてみるのとは違い、こうだったらいいのに、もう少し小さければかわいいのに&#8230;などという気持ちも生まれてくる。美しいかどうか、気に入って使うかどうかは自分のセンス次第ということに改めて気づく。ルーカスが「作ってみたらいいんじゃない？」と言っていたように、自分で何かものを作るときの参考としても役立ちそうだ。何百年も人が大事にとっておいたものには、やはりそれなりのクリエイティブを感じさせてくれる。</p>
<p>作家の名前やブランドなどにとらわれることなく、 自分たち自身の目で、ものそのものの美しさを見出し、価値を与えること &#8211; それがジャパンクラブが考える今の時代に合った日本のクラフトの再発見。同じような気持ちで、大正時代にそうした運動をした人々がいた &#8211; そうした思想を伝える民藝館でのイベントは、第一回目にふさわしいクラブ活動となった。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.papersky.jp/2010/06/02/japanclub1-mingeikan/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
		<item>
		<title>Chinese? 和風チャイニーズ</title>
		<link>http://www.papersky.jp/2010/06/01/wafu-chinese/</link>
		<comments>http://www.papersky.jp/2010/06/01/wafu-chinese/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 31 May 2010 22:33:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator>Darryl Wee</dc:creator>
				<category><![CDATA[food]]></category>
		<category><![CDATA[jp]]></category>
		<category><![CDATA[Papersky club]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.papersky.jp/?p=3313</guid>
		<description><![CDATA[お寺で見かける魔除けのような石彫の獅子が、引き戸の玄関を見守っている。こぢんまりとしたお店が多い中央線沿線の阿佐ヶ谷に、僕がこの半年ほどよく通っているレストラン「オトノハ」がある。調理方法は中華だが、食材は国産にこだわり、旬の野菜や紋甲イカ、大山鶏などを使用している中華レストランだ。
僕の生まれ育ったシンガポールには高級な中華料理店が多いのだが、ここ数年、日本でも中華料理をベースとし、国産の食材を使ったお店が急増している。黒豚入りのチャーシュー饅頭や国産しめじが入ったシンプルな野菜炒めなど、よく見かけるようになってきた。国産は品質がいいというイメージに乗じてさまざまな店があるのだろうけど、国産の材料にこだわるお店とは明らかにスタンスが違う。当日いただいたエビチリ（日本の中華料理の定番のひとつなのに、シンガポールにはめったにないメニューだ）に旬の空豆が入っていて、かじった瞬間に「味つけは中華としか言いようがないけど、食材はあまり中華っぽくない。まるで初めて食べるような味だ…」と実感した。お料理だけではなく、使い古した家具や食器棚を設置したインテリア、そして沖縄の素朴なお皿なども印象的。
十把一絡げにするつもりはけっしてないのだが、中華料理屋というと、密集したスタッフのいるかなり豪華な店内を思い浮かべるシンガポール。そんなシンガポールでは「オトノハ」のようなこぢんまりとした雰囲気のお店は流行らないだろう。なぜならシンガポールで中華料理屋に行くといえば、家族や友人など、大人数で宴会のような雰囲気を楽しむことを意味するからだ。そんなシンガポールの店とは対照的だが、最近、日本に増えつつある、どこか落ち着く中華レストラン。メニューの種類はそれほど多くはないけれど、そこには個人経営の小さなお店でしか醸しだせない、不思議な魅力があると僕は思う。
【Food Club Captain】　ダリル・ウィー　Darryl Wee
シンガポール出身のライター・翻訳者。日本の現代美術、建築、食文化について執筆している。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>お寺で見かける魔除けのような石彫の獅子が、引き戸の玄関を見守っている。こぢんまりとしたお店が多い中央線沿線の阿佐ヶ谷に、僕がこの半年ほどよく通っているレストラン「<a href="http://otonoha.info/" target="blank">オトノハ</a>」がある。調理方法は中華だが、食材は国産にこだわり、旬の野菜や紋甲イカ、大山鶏などを使用している中華レストランだ。<br />
僕の生まれ育ったシンガポールには高級な中華料理店が多いのだが、ここ数年、日本でも中華料理をベースとし、国産の食材を使ったお店が急増している<span id="more-3313"></span>。黒豚入りのチャーシュー饅頭や国産しめじが入ったシンプルな野菜炒めなど、よく見かけるようになってきた。国産は品質がいいというイメージに乗じてさまざまな店があるのだろうけど、国産の材料にこだわるお店とは明らかにスタンスが違う。当日いただいたエビチリ（日本の中華料理の定番のひとつなのに、シンガポールにはめったにないメニューだ）に旬の空豆が入っていて、かじった瞬間に「味つけは中華としか言いようがないけど、食材はあまり中華っぽくない。まるで初めて食べるような味だ…」と実感した。お料理だけではなく、使い古した家具や食器棚を設置したインテリア、そして沖縄の素朴なお皿なども印象的。</p>
<p>十把一絡げにするつもりはけっしてないのだが、中華料理屋というと、密集したスタッフのいるかなり豪華な店内を思い浮かべるシンガポール。そんなシンガポールでは「オトノハ」のようなこぢんまりとした雰囲気のお店は流行らないだろう。なぜならシンガポールで中華料理屋に行くといえば、家族や友人など、大人数で宴会のような雰囲気を楽しむことを意味するからだ。そんなシンガポールの店とは対照的だが、最近、日本に増えつつある、どこか落ち着く中華レストラン。メニューの種類はそれほど多くはないけれど、そこには個人経営の小さなお店でしか醸しだせない、不思議な魅力があると僕は思う。</p>
<p>【Food Club Captain】　ダリル・ウィー　Darryl Wee<br />
シンガポール出身のライター・翻訳者。日本の現代美術、建築、食文化について執筆している。</p>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://www.papersky.jp/2010/06/01/wafu-chinese/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>0</slash:comments>
		</item>
	</channel>
</rss>
