
旅人が集まる京町家のゲストハウス
古い町家が軒を連ねる京都の路地。小さなお地蔵さまの祠や、防火用と書かれた赤いバケツが点々と並んでいるのも、京都の町の気質を表しているようで面白い。旅の宿を決めるなら、せっかくだからそうした町家に泊まってみてはどうだろう。京都では古い町家を改装し、旅行者のためのゲストハウスを営む若い人たちが増えている。格子のガラス窓に、磨きこまれた木の廊下、ギシギシと音のする階段。味わいのある建物は、住居だったり、薬問屋だったり、お茶屋だったり …»

日の出とともに湖へ漕ぎ出す・琵琶湖
琵琶湖南岸を中心に8ヶ所の風景を選定した”近江八景”。名勝として古くから親しまれていて、その発祥は室町時代にまで遡る。江戸後期、歌川広重によって描かれた浮世絵によって、日本だけでなく海外にもその名は広まり、琵琶湖は日本を代表する美しい風景として知られるようになった。現在でもそうした湖の風景は人々を魅了し、カヌーやヨット、ウィンドサーフィン、釣り、キャンプといった、湖の自然を楽しめるアクティビティにも絶好の環境を提供してくれる。早朝に湖岸を散歩すれば、日の出とともに湖へ漕ぎ出すカヌーイストの姿を …»

京菓子の聖地 京都にある和菓子の神社
伝統を受け継ぎながらも遊び心あふれる和菓子。京都の街を歩けば、そうした和菓子の店にたくさん出会うことができるが、今回紹介したいのは、そんな京菓子の聖地ともいえるスポット。京都の菓子業界に携わる人ならば知らない人はないという神社、それが吉田神社境内にある「菓祖神社」だ。昭和32年に、京都の菓子業者の人々が創建したもので、祀っている田道間守命(たぢまもりのみこと)は「お菓子の神様 …»

京都御所の自転車専用レーン
京都御所の周りを行き交う自転車によって、いつのまにかできた自然の道。御所へと続く門から門へと、東西南北に走っている。砂利の上の幅わずか30cm程度の、いわば自転車専用レーンだ。坂道が少なく、街の規模もほどよい京都では、通勤通学に自転車を使う人が多い。街の中心にある御所は、そんな自転車乗りが通り抜けるための近道。御所を囲む築地塀に沿って、西へ東へとスイスイ行き交う自転車の姿を目にする …»

遊び心を伝えるメディア 今宵堂の酒器
「日本のように、食卓にいろんな種類の器が並ぶのは、世界的に見ても珍しいんです。陶器、磁器、うるし、ガラスだったりと、イギリスなら同じ磁器で柄も同じだし、韓国なら銀で統一されていたりしますよね。だから、やきものも、ひとつの形にこだわらず、いろんなものを作るようにしているんです」- そう話すのは、京都鴨川のほとりに工房を構え、遊び心あふれる暮らしの器を作っている、今宵堂の上原連さん・梨恵さんご夫婦。ギャラリーと工房、そして居住スペースが一緒になった町屋には …»

磨き込まれた共同浴場 道後温泉本館
ヨーロッパを旅していると、歴史的な建造物が今なお現役で利用されていて驚くことがある。教会や大聖堂はもちろん、劇場、学校、パブなど、数百年前を経た建物がそのままに、当たり前のように使われている。そうした建物は町の人々の誇りであり、使い続けることでまた、過去から現在、未来へと人々の暮らしを繋げていく役割をも担っている。日本の文化財と呼ばれる建造物は、その多くが木造建築であるため、耐震や安全面において保存していくのが難しいとされるており、それゆえかつて学校や公会堂、銭湯など、生活の場として利用さ …»

自然へと回帰する場所ー青森ヒバの湯船
寒くてあたたかい場所、温泉天国・青森。その温泉の魅力の一つは、湯質の豊富さにある。茶、白、青、緑、赤・・・虹のようにさまざまな色を持つ湯は、この地を訪れたPaper Sky取材班を驚かせた。それは青森の土地の豊かさを表しているようであった。そしてもう一つの魅力は、豊富な湯をたたえた湯船の存在だ。日本人ならば当たり前のものとして見逃してしまうであろうこの湯船について、ルーカスはその材質が木であるということにあらためて注目していた。特に、日本で使われているものの80%以上が青森産だというヒバの木は、青森の …»





























