ハッピー・フロム・バリ|BALI|EDITOR’S NOTE -30
どんなところを旅しようと、僕が町で出会う人々の70%以上が、都会よりも田舎に住みたいと思っているというのは本当に興味深い。きっと僕たちの心のなかには、自然に還りたいという強い願望があるのだろう。そしてこの願望は、「ナチュラル・リズム」ともいうべき人間本来のメカニズムに由来するのだと思う …»
ソングラインを奏でながら|AUSTRALIA|EDITOR’S NOTE -29
今号のPAPER SKYはとても特別だ。なぜなら、オーストラリア先住民、アボリジニの文化に関する特集記事は、日本ではなかなか見られないから。とはいえ、12万5千年もの歴史と、300を超える言語をもつアボリジニの文化を語りきれるはずもなく、僕らはその地を旅しながら、肌で感じたアボリジニ文化を紹介することにした …»
キーウィのように歩こう!|NEW ZEALAND|EDITOR’S NOTE -28
今号の特集では、写真家の石川直樹さんとニュージーランドへ飛び、トレッキングやハイキング、ウォーキングを楽しみながら、2週間ほどを過ごした。最初に降り立った南島から北島に渡り、そして北島北部のワイポウアの森まで、北上しながらニュージーランドを満喫する旅となった …»
個性きらめく国|ICELAND|EDITOR’S NOTE -27
アイスランドに初めて訪れた僕は、空港から首都レイキャヴィクへと向かうバスの中で、すぐさまいくつかのことに気づいた。まず、その風景が地球上のどこにもないような風景であるということ。氷河、火山岩、間欠泉、ときに温かく、ときに冷たいスカイブルーの海水、溶岩の上を覆うベルベットのような緑の苔、そしてどこまでも続く空……。気がつけば、いつの間にかそんな景色に囲まれている自分がいる。美しいものには、自然と体が反応する …»
インスピレーションの宝庫に迷いこんで|MOROCCO|EDITOR’S NOTE -26
およそ100年にわたって、アフリカ人、ベルベル人、ユダヤ人、アラブ人、ヨーロッパ人が互いに調和しながら暮らしてきた国、モロッコ。豊かな文化をもつその国には、わらや土、木や石といった材料でみごとな作品を生みだす優秀な職人がいる。そこは砂漠や海、すばらしい建築物や庭園といった美しい景観に囲まれている。そして、満開の「砂の薔薇」とラクダのくしゃみ、ポット一杯のフレッシュなミントティーが明滅する感覚に光を与え、新鮮なアイデアと考えをインスピレーション豊かに呼び起こす …»
現代文化のノーザンライツ |CALIFORNIA|EDITOR’S NOTE -25
僕はバルチモアに生まれた。当時20歳だった母は、誰もが認めるウッドストック・ヒッピー。僕が3歳のころに家族でカリフォルニアへ渡り、最終的にビートニクとヒッピーとサーファーのメッカ、西海岸に移り住んだ。
音楽、文学、食べ物、アート、そしてスポーツにいたるまで、現代文化の多くはビートとヒッピーとサーファーの影響をおおいに受けてきた。そしてこのすべてのムーヴメントに共通しているのが、北カリフォルニアの街々に深いルーツをもっているということ。ビートとヒッピーとサーファーがどれほど多くの影響を僕たちに及ぼしてきたか、そしていかに僕たちのカルチャーを感化しつづけているか、それを読者の皆さんに伝えるため、PAPER SKYはこの街へ旅立った …»
花の島|TAHITI|EDITOR’S NOTE -24
タヒチの人々にとってティアレは、日本人にとってのお米のようなもの。つまり文化の象徴ともいうべき存在。タヒチの国花として美しい星形のティアレは、空港に降り立った観光客全員に手渡される。一度匂いをかいだだけで、もう一生タヒチのことを忘れられなくなるほどの香りだ。タヒチに住む人々は、男性も女性もこの花を身に着けている。男性はつぼみを耳の後ろに、女性はきれいに花開いたものを。ティアレの花はモノイオイルをつくるのにも使われる。このオイルをタヒチの人々は生まれてから死ぬまで、薬や美容のために毎日のように肌に塗っているという …»






























