Yuri Shibuya

ブルー・キング・ブラウン「社会の問題に対して音楽の力で立ち向かいたい」

ウルルからアリススプリングスへの旅は、この大地が、人々とどうつながっているかを感じとる時間でもあった。そして、次に向かったのはオーストラリア第二の都市、メルボルン。この国の土や光や風、さらには先住民の大切にしてきたものが、近代都市のなかでどのように人々のハートに息づいているのかを感じとるために。そんなことを考えながら僕らが追ったのは、音楽。アートと同様、ミュージックシーンにはその国の「いま」が色濃く表れる。ミュージシャンたちはいま、なにを考え、どんな表現をしようとしているのか …»

 Yuri Shibuya

ジェス・ハーレン「メルボルンはチャンスと創造性にあふれた街」

ニュージーランドの先住民、マオリの血を引くジェス。小さいころにブリスベンへ移住し、4年前、このメルボルンにギター一本抱えてやってきた。「片道切符でね。真剣に音楽をやりたかったからこの街に来たの。世界中の音楽がいつでも聞ける街だし、創造性を刺激される空気がある。私にとって、チャンスとなる機会も多いし。ここに来るという決心は正しかったわ」 …»

 Yuri Shibuya

グリラ・ステップ「異なる文化がひとつになって、その瞬間のパワーを生むんだ」

かつてアーネムランドである種の自信を得て、ディジュリドゥアーティストの道を歩みはじめたGOMAさん。このとき経験した北部のダーウィンからシドニーまでの旅で、数多くの仲間と出会い、彼らに勇気づけられたそう。ディジュリドゥを抱えて、方々の街での路上演奏。ありとあらゆる民族が同じような路上演奏を繰り広げるのを見て、刺激も受け、ときにはセッションに興ずることも多かった …»

 Photo: Yuri Shibuya

旅の本屋|オーストラリア RED KANGAROO BOOKS

山と赤土に囲まれた小さな街、アリススプリングス。アートギャラリーは多いものの、本屋は意外と少ない。でも、その唯一といってもいい「レッドカンガルーブックス」の書架には、びっしりと貴重な文献や絵本が並べられていた。オーナーは、個人的な興味が高じてブックショップ経営にいたったというジョン・カッパーさん。オーストラリアじんのルーツや先住民の生活、中央オーストラリア全般に関する文献や小説を中心に集められている …»

 Papersky no.29

アボリジニに伝わるソングライン

航空写真で世界中の地図を見ることができるようになっても、そこには写ることのない道がある。それは人々の生活の中に刻まれ、受け継がれてきた目に見えない道。オーストラリアの先住民アボリジニの間に伝わる「ソングライン」とは、そうした道のひとつだ。オーストラリア大陸の先住民であるアボリジニの人々がこの地へと渡ってきたのはいまから約6万年以上も前のこと。どこまでも乾燥した広大な土地の中を移動しながら、アボリジニの人々は食物や水に欠くことなく暮らしてきた。彼らを導いてきたのは、部族に伝わる絵や民話、そして歌 …»

 Photo ×3: Yuri Shibuya

アボリジナルアートを体感できる現地のギャラリー

乾燥した荒野で何万年もの間暮らしてきたアボリジニの人々は、水のある場所、風邪に効く薬草、カゴを作るのに適した植物など、生活を支える知識を蓄積し、子孫へと受け継いできた。言葉や歌、そして絵として。
「私たちは昔、水のある場所を仲間に伝えるために砂に絵を描いた。植物や人間、山や自然のすべて。絵は生活に必要なものだったんです。U字に見えるものは人間が地面に座ったお尻の跡。円はたいてい、水場を表すというようにね」(#29 P.29)
アボリジニの人が教えてくれたように、絵はアボリジニの生活を支える大地の恵みが描かれたものであり、暮らしや生き方から紡ぎだされてきたもの。そうしたアートを体感できるギャラリー …»

 Jess Harlen - I Go

メルボルンのミュージシャン Jess Harlen – I Go

ニュージーランドの先住民マオリの血を引き、エモーショナルな歌声とパワフルな曲調が魅力のジェス・ハーレン(JESS HARLEN)。「片道切符でね。真剣に音楽をやりたかったからこの街に来たの。世界中の音楽がいつでも聞ける街だし、創造性を刺激される空気がある」(#29 P.55)
PAPER SKY#29では、音楽の街メルボルンをフィールドに活躍する3組のミュージシャンにインタビューしている。インタビューの舞台はいずれも …»

Get Adobe Flash Player

Get Adobe Flash Player

Papersky backnumbers
video