石川直樹写真展「Halluci Mountain −幻の山−」
石川直樹写真展「Halluci Mountain −幻の山−」が12月23日よりEYE OF GYREにて開催される。「山」は不変の存在ではなく、自分との関係によって常に変化するものと捉え、人との関わりによって姿を変えるこうした無数の山のことを、石川は「Halluci Mountain」と名付けた。本展はエベレストの写真と映像を中心に、世界各地で撮影した「山」にまつわる作品によって構成され、言葉以前の「山」そのものをフィルムによって写し取った渾身の作品群を見ることができる …»
青森から広がる北方のネットワーク
“みちのく”とは、東北の福島、宮城、岩手、青森にまたがる地域のことを指している。漢字では“道奥” と書き、後に“陸奥” と表記が改められでも、それらの土地が江戸から続く道の奥にあり、本州という陸の奥であるという名前の由来は変わらない。
しかし、本州最奥の地は、そこから広がる豊かな北方世界への入口でもあった。この地で発見されている数々の縄文遺跡がそれを証明している。たとえば4500年前の大きな集落跡、三内丸山遺跡などはその代表格である。三内丸山遺跡からは黒曜石や琥珀、アスファルトなど、産地が遠方となる遺物が多く出土している。それは、当時の交易が広範にわたっており、津軽海峡を望むこの場所が遠隔地交易の拠点となっていたことを物語っている …»
石川直樹、ニュージーランド原生林への旅
古来、南太平洋では星などを利用して自らの位置と進むべき方角を導き出すナビゲーションシステムが確立されていた。伝統航海術、あるいはスターナビゲーションと呼ばれるその叡智は、口承によって今でもミクロネシアの離島などで受け継がれている。海図もコンパスも用いず、カヌーに乗ってまだ見ぬ島を目指して海へ出て行った人類の旅路に関するフィールドワークは、僕のライフワークでもある。
人々を島へと導いたカヌーは、巨木がなければ作ることはできなかった。その木は豊かな森がなければ生まれない。森には雨が必要だ。雨は土壌に吸収され、川となって海へ向かい、海は島と島をを繋ぐ架け橋となる。その海へとカヌーは漕ぎだし、やがて最後には、再び森へと帰っていく …»
撮影の舞台となった沖縄にて、石川直樹写真展開催中
写真家・石川直樹の写真展『ARCHIPELAGO』が、5月9日(日)まで沖縄県立博物館・美術館>で開催されている。沖縄は 2009年11月に発売された同名の写真集の撮影地のひとつでもあり、本展では南はトカラ列島から奄美、沖縄、宮古、八重山、台湾、北は北海道やその周辺の離島からサハリン、クィーンシャーロット諸島に至る日本の南北に点在する島々で撮影したおよそ10年間の写真を展示する …»
マオリがつなぐ森と海・石川直樹『THE VOID』
ニュージーランドの原生林を収めた『THE VOID』は、世界を旅する写真家・石川直樹が、「写真家として生きていくことを決めた出発点になった」と語る最初の作品集。先住民マオリの聖地として受け継がれる場所であり、マオリの古老に話を聞いているうちに、カヌーの材料となったカウリの木を実際に見てみたくなって、というのがこの森を入ったきっかけだという。「人間の手が加えられていない大自然というのは世界中にいくつもある。でも、この森はマオリたちが密接に関わりながら暮らし,なおかつ自然が残っているんです。海からやってきたマオリが森へ入って …»
島の連なりとして世界を見る 石川直樹 ARCHIPELAGO展
写真家・石川直樹の写真展『ARCHIPELAGO』が、2月13日(土)まで品川・キャノンギャラリーSで開催されている。本展では 11月に発売された同名の写真集から、南はトカラ列島から、奄美、沖縄、宮古、八重山、台湾、北は北海道やその周辺の離島からサハリン島、クイーンシャーロット諸島まで、日本の南北に点在する島々で10年間にわたり撮影された作品約90点が展示されている。「ARCHIPELAGO」とは「群島」あるいは「多島海」という意味。国境によって区切られた地図を自明のものとせず、島の連なりとして世界を …»
日本の新進作家展vol.8 出発-6人のアーティストによる旅
旅をテーマとして、これから活躍の期待される写真家、映像作家6人の作品を集めた、日本の新進作家展vol.8「出発(たびだち)- 6人のアーティストによる旅」展が、東京都写真美術館で開催されている。日本国内から海外、都市や僻地、あるいは現実ではない架空の風景まで、若き写真家たちが捉える様々な旅の表現を感じられる展覧会となっている。ペーパースカイでも連載中の写真家・石川直樹さんも参加し、写真集「Mt.Fuji」の作 …»






























