
japanの行方
「英語で陶磁器はchina、漆器はjapan」。日本人なら誰でも一度や二度は聞いたことがある話。とはいえその日本代表ともいえる漆器も、僕らが日頃親しんでいるかと言われれば……。ジャパンがジャパニーズにとって身近じゃないなんてほんとに寂しい話。ただそういう状況になってしまった要因も色々とあるだろう。何と言っても本物の漆器を作るのは大変手間がかかる。だから必然的に高価なものになってしまう。しかも近頃は合成樹脂とウレタン塗装を使った漆器もどきの製品が多く流通し、おまけに素人にその差がわかりにくいときている。そんな漆器をとりまく状況の中ででひとり孤軍奮闘して漆の魅力を伝えようと全国を飛び回っている人がいる …»

自分の視点からクラフトを再発見 ジャパンクラブ活動報告
「日本にある、見過ごされているよいものを再発見しよう」というペーパースカイジャパンクラブ。その第一回目のクラブ活動が5/23(日)に行われた。キャプテンであるCLASKA/DO の大熊健郎さんがその舞台に選んだのは、東京駒場にある日本民藝館。「民藝」とは民衆的工芸品、すなわち一般の人々が使っていた日常の道具に美しさを見出すという意味があり、その民藝運動の創始者である柳宗悦らの企画により昭和11年に開館したものだ。当時美や評価の対象外とされていた、名もなき工人が作った器や道具の中に美的価値を見出そうという思いのもと、柳らが当時日本全国や朝鮮など訪ね歩いて収集した織物や古陶磁などが数多く展示されている。
館内を見学する前に、大熊さんが今回のクラブ活動のテーマについて説明してくれた。
「ここ民藝館には、70年前、柳らがその価値や美しさを”再発見”し、選ばれたものが集められています。それは、その時代の中で、言ってみれば柳の価値観やライフスタイルの中で美しいと捉えられたものだと言えるかもしれません。それはそれとして、今私たちが生きている時代の中で見たらどうだろうか …»

伝統の進化論
最近、地方の伝統工芸の現場に触れる機会が増えてきた。地方では地域活性化のひとつの試みとして地元に残る伝統工芸を見直そうという活動がさかんにおこなわれている。それじたいはとてもすばらしいことだが、ただ「伝統、伝統」と声高に叫ぶだけではあまり意味がない。なぜなら伝統工芸といえどもほかの生活雑貨同様、ひとつの商品であり、また産業でもあるからだ。国や行政が特別に保護してくれる特別な場合を除けば、あらゆる商品と同じく、作り手と売り手、そして買い手(使い手)との継続的な関係が続かなければ …»

ペーパースカイジャパンクラブイベント開催!工芸の聖地「日本民藝館」へ
第一回目のクラブイベントは、日本の工芸品の聖地とも言える日本民藝館を訪ねます。日本民藝館は民藝運動の創始者であり宗教哲学者であった柳宗悦や民藝運動の同志で陶芸家の濱田庄司、河井寛次郎らの企画により1936年(昭和11年)に開館しました。かつて名もなき工人たちが作った生活道具の中にある健やかな美しさを発見した柳らは、それを民藝=民衆的工芸品と名付け、日本全国を訪ね歩いて美しい日常の道具を探し求め …»

奈良「くるみの木」展開催中
自分のお店の宣伝が続いてしまって恐縮ですが、ギャラリー&ショップ ドーの目黒本店では奈良にある「くるみの木」の展示会が行われています。食材から雑貨、作家ものの器や硝子などなど、とてもここでは紹介しきれないようなボリュームの商品が並んでいます。知人の紹介で数年前に初めて訪れたとき、決して便利とは言えない地にあるにもかかわらず、そのあまりの賑わいぶりに驚かされたことがあります。カフェと雑貨ショップを併設する店には開店の30分以上前から …»

「さつまもの」展が始まりました
前回鹿児島の話しをこのブログで書かせて頂きましたが、その鹿児島の食品から工芸品までを集めた「さつまもの」展がギャラリー&ショップ ドー渋谷店(パルコパート1、B1)開催されています。食品から工芸品まで、などというといわゆる物産展のようですが、いわゆる物産展とは一味も二味もちがうユニークな「さつまもの」を紹介しています。僕が特に気に入っているのは帖佐人形の犬の置物。帖佐人形とは鹿児島に古くから伝わる …»

「鹿児島は素晴らしい」と確かに思った
先日、ランドスケープデザインの中原さんからお声掛けを頂き、鹿児島に行ってきました。
現地スタッフの方にこれ以上ないくらい丁寧におすすめスポットをアテンドして頂き申し訳ないほど。肥薩線の駅舎から温泉、工芸・デザインスポット、喫茶店に飲み処とあらゆる意味で至れり尽くせりな旅となりました。同じく中原さんの案内がきっかけで鹿児島に熱烈にはまったという編集者・岡本仁さんはなんと「鹿児島は素晴らしい」という本まで出版して …»




































