サントリー美術館「殿様も犬も旅した 広重・東海道五拾三次 ―保永堂版・隷書版を中心に―」展
江戸時代の東海道を描いた歌川広重「東海道五拾三次」の保永堂版および隷書版を公開する「殿様も犬も旅した 広重・東海道五拾三次 ―保永堂版・隷書版を中心に―」展が、12月17日よりサントリー美術館で開催されます。『PAPERSKY』No.36で特集した東海道の原風景を、歌川広重の錦絵とともに旅してみましょう …»
沖嶋信 写真集 「VOICE OFF STAGE」
フォトグラファー沖嶋信による、日本の伝統工芸士や郷土玩具職人達の作業風景を紹介した写真集『VOICE OFF STAGE』が発売されました。VOICE OFF STAGE(舞台裏の声)というタイトルは、美しい工芸品達を表舞台と捉え、それらが生み出される背景にある作家目線での日常、景色、道具などを裏舞台と定義付け、そこから彼らの声に耳を傾けることで作品を理解することに焦点が当てられています …»
擦りながら無に近づく|雨畑硯(3)
暮れゆく日のなかで黒く濃い輝きを放つ。雨畑原石でつくられた硯に少しだけ入っている墨。望月苔雲が竹炭と溶かした魚の骨を混ぜ、乾燥させて固めた特別な墨である。床の上に広げた長い紙の上を筆が走り、言葉、詩、格言などが太い線で現れる。「大好きな言葉がたくさんあります」と望月が笑う。自の前の紙の山を探し、ようやくお目当てのA3サイズほどの大きさの紙を見つけた。彼の好きな言葉を書きだしたリストである …»
石に魅入られる|雨畑硯(2)
硯は日本の書の歴史に欠かせないものである。また、日本の精神的歴史を体現する瞑想の道具でもある。「純粋で、真実に近いものを書きたいなら、心がきれいでなければなりません。硯でおもしろいのは、自分を見つめ直す道具になるところです。彫刻作品と呼んでもいいと思います」。ござの上にあぐらをかいているのは雨宮嫡太郎。雨端硯本舗の13代目職人である彼は …»
硯石の洞窟|雨畑硯(1)
雨畑は山間の小さな村だ。いたるところに野生の猿が生息している。この地は、光沢があり、硬く、水持ちのよい粘板岩の産地として知られている。この岩の歴史は古く、約700年前にこの村の洞窟から初めて切りだされて以来、日本屈指の品質を誇る硯の材料として使われてきた …»






























