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長崎・古賀人形|日本のつくり手 第15回

, 2018/12/06

京都の伏見人形、仙台の堤人形と並び、日本の三大土人形とされる古賀人形。その始まりは文禄元年(1592年)。長崎に滞在していた京都の土器師によって人形づくりの技法が伝授されて以来、400年もの間、旧長崎街道沿いの古賀(現在の長崎市中里町)の旧家で、歴史は受け継がれてきた。

現在は19代目の窯元、小川憲一が、古賀人形の伝統をいまに伝えている。人形の種類は大小合わせで約90種類。「一人でつくっでいるので、分業というのはできないんです。」粘土の型入れから始まり、整形、磨き、窯焼き、地染めの行程を経で、目を入れ、最後に絵付けが施される。

先祖代々受け継いだ型を使用し、つくり方は昔と全く同じ。その中で唯一、つくり手の個性が現れる部分があるという。「目はどうしても癖が出ます。同じように描いても、全く一緒にはならない。最初の10年は新聞紙に目を描いて練習していました。」と小川は振り返る。

祖父と父親の仕事を小さい頃から見て、手伝うことで身につけた人形づくり。その温かみのある表情とともに、手仕事の素晴らしさをこれからも伝えていくことだろう。
 
Urban Research Doorsが、PAPERSKYと共に日本各地を巡り、その土地に根ざしたモノづくりを続ける職人の方々をクローズアップする”CRAFTSMAN SERIES”。小川憲一さんを紹介した第15回は、PAPERSKY #58に掲載。

Urban Research Doors
http://www.urdoors.com

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