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  • Photography: Jiro Fujita
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亀ヶ岡式土器文様のガーリックポット|Jomon Modern Crafts

, 2015/01/08

縄文時代末期、1万年以上続いた土器づくりの文化は文様の成熟期に入る。その中心となったのが、東北地方北部と北海道南部で花開いた亀ヶ岡文化だ。特徴は薄く焼いた土器につけられた装飾性に富んだ華やかな文様。そこに魅せられた人がいる。青森県の南に位置する階上町で佐京窯を営む、佐京三義さんだ。亀ヶ岡文化の文様に見られる沈線による雲形文が施された碗や壷は、存在感がありながら控えめで日常使いにもちょうどいい。この日、潜水士でもある佐京さんが仕事で留守だったため、パートナーの和子さんにお話を伺った。
「佐京がつくる器は、八戸にある是川遺跡の土器の文様をベースにしたものが多いですね。縄文に興味をもつようになったのも、是川で土器づくりを始めてから。夫は文様に魅せられて歴史を学び、写実を繰り返すうちに、文様の法則性に気づいたんですね」

佐京さんが発見した文様の秘密。それは線で区切られた余白がポジのように反転して浮かびあがる効果をもっているということ。余白までをも文様として見た縄文人の感性に佐京さんは驚き、そしてその文様が和音の織りなす音楽に思えたという。それから佐京さんはフリーハンドで文様をつけられるようになり、亀ヶ岡式土器の文様を取り入れた陶芸作品をつくるようになった。縄文人のリズムとスピリットを自分のなかに取りこんだからだ。
「縄文の人たちは暮らしにおいて普通に芸術をやっていた。今の私たちよりずっと感性に優れた人たちだったことでしょう」。

佐京三義 Mitsuyoshi Sakyo
1959年、青森県階上町生まれ。佐京窯を和子さんとともに主宰。周辺に点在する縄文遺跡に興味をもち、野焼きを研究。弘前大学の縄文晩期の文様研究にも参加し、文様への造詣を深めている。
 
※ 1/13(火)から虎ノ門のキュレーターズキューブにて、PAPERSKY × ecocoloによる出版合同展「縄文とクラフトワーク」を開催します。詳細は以下より。
http://www.papersky.jp/2015/01/07/papersky-ecocolo-jomon-craftwork/

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