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映画『クライマー パタゴニアの彼方へ』デビッド・ラマが来日

8月30日よりドキュメンタリー映画『クライマー パタゴニアの彼方へ』が公開される。これを記念して主人公のクライマー、デビッド・ラマ(24歳)がオーストリアより来日。13日には山梨県の瑞牆山でウエルカムクライミングが行われ […]

08/26/2014

8月30日よりドキュメンタリー映画『クライマー パタゴニアの彼方へ』が公開される。これを記念して主人公のクライマー、デビッド・ラマ(24歳)がオーストリアより来日。13日には山梨県の瑞牆山でウエルカムクライミングが行われた。
デビッドは早熟なフリークライマーとして十代から世界を舞台に活躍。18歳で早くもフリークライミングのワールドチャンピオンにまで登りつめ、その後、アルパインクライマーに転身。その最も大きな転機となったのが、映画で取り上げているパタゴニア、セロ・トーレへの挑戦だった。
ここで、フリークライミングとアルパインクライミングについて解説するのは長くなるので控えるが、これは「フリークライマー=アスリート」が、「アルパインクライマー=登山家」になった、と捉えておけば、おおよそ間違いがないだろう。ちなみに、デビッド以外にも同様の転身を遂げたクライマーはいるが、ここまで高い次元での例はあまりない。
そんなデビッドにとって、今回の瑞牆山で登ったルートは簡単なものだった。小ヤスリ岩という高さ100m以上の岩峰にある「蒼天攀路」(ルートの名前)を登り終えた彼は「そんなに難しいルートではありませんが、岩の頂上まで登りつめられて見晴らしがよく、楽しんで登れました」と語り、涼しい顔であたりの景色を眺めていた。
7~8年ぶりに再会し、今回のパートナーを務めた平山ユージによると「登り方そのものはあまり変わらず、好奇心旺盛なところは十代の頃の姿と重なるものがあった。ただ、ひとつひとつの言動に意味があり……例えば、クライミングギアを見つめ、その使い勝手を見定めようとするところなどはアルパインクライミングのなかで磨かれてきた彼の変化であり、セロ・トーレなどでの経験がいまの彼を作っているのだろう」と話した。
また、平山との会話のなかで「成功できるか否かは自信にかかっている。信じることが成功につながる」とも語ったデビッドは、もの静かで思慮深くありながら、たしかに自信に溢れている印象だった。
■映画『クライマー パタゴニアの彼方へ』概要
公開: 8月30日(土)新宿ピカデリー他 全国ロードショー
監督: トーマス・ディルンホーファー
出演: デビッド・ラマ、ペーター・オルトナー、トーニ・ポーンホルツァー、ジム・ブリッドウェル
原題: Cerro Torre
字幕翻訳: 秋山ゆかり
字幕監修: 池田常道
提供: シンカ、ハピネット
配給: シンカ
特別協力: MAMMUT SPORTS GROUP JAPAN
     (C)2013 Red Bull Media House GmbH
     2013年/ドイツ=オーストリア/103分
『クライマー パタゴニアの彼方へ』公開記念 デビッド・ラマ 来日ウェルカムクライミング @山梨県 瑞牆
https://www.youtube.com/watch?v=F7PdOK8lYk8