Menu Links
  • Photography: Luca Gabino

サルーテ!|Editor’s Note #44

, 2014/04/30

食べたり、料理したり、飲んだりすることが好きなら、サルデーニャというパラダイスがあなたを待っている。イタリアの島でありながら観光的知名度の低いサルデーニャ島は、スペインやフランス、北アフリカ、そしてイタリア本土に囲まれた、地中海の真ん中に浮かぶ島。そんなサルデーニャ島には誇るべき食文化がある。なにを食べてもしびれるような感動的な味わいがあり、味覚をじわじわと刺激する。それにサルデーニャの食は、とても健康的だ。この島が世界でも有数な長寿の島であることも納得できる。

それで、サルデーニャの人がなにを食べているかって? 彼らはいわゆるイタリア料理を食べてはいない。スペイン料理でもアフリカンでも、フレンチとも違う。立地的条件から周辺地域の影響を受けながらも、この土地にしかない食文化を守り育んできた。サルデーニャ料理とは、この土地の風土をまるごといただく、そんな料理なのである。

典型的なサルデーニャの一日は、羊飼いお手製の新鮮なヨーグルトとペコリーノから始まる。ヨーグルトには旬のフルーツやジャム、地元で採れたハチミツを添えて。そして朝食以外の時間にいただく食事は、これまたユニークである。

では、伝統的なサルデーニャ料理の一部を紹介してみよう。クスクスのようなパスタ「フレグラ」を使ったトマト料理(P.20)に、「ボッタルガ(カラスミ)」をからめたショートパスタ(P.34)、そしてサルデーニャの食卓に欠かせない、紙のように薄いパン「パーネ・カラザウ」(P.42)。それで、なにを飲んだかって? 「カンノナウ!」。バルバージア地方を産地とする、赤ワインのなかでもポリフェノール含有率が高いワインだ。味はもちろん、ヘルシーなワインとしても知られている。それから「セアダス」(P.22)と呼ばれるデザート。チーズの入った大きなラビオリのような揚げものに、ハチミツをかけていただく。

これらを聞いただけではまだお腹が満たされないというなら、ページをめくって心の胃袋を満たしてほしい。そして次の旅を計画中なら、サルデーニャでとびきりおいしい夏休みを過ごそう!Buon Appetito!

 
Salute!

If you love eating, cooking or drinking then Sardegna is a paradise in waiting. This Italian island relatively unknown to the world sits smack dab in the middle of the Mediterranean Sea and is surrounded by France, Spain, Africa and continental Italy.

Sardegna is blessed with a food culture that will send your taste buds abuzzing with fantastical amazement; it is also blessed with a food culture that is extremely healthy- so much so that Sardegna’s live longer then any other humans on the planet.

So what are the Sardegna’s eating? They are not eating Italian! Nor are they eating Spanish, African or Parisian. They are eating a combination of all of the above- as well as a mix of foods found only in Sardegna. The Sardegna’s are literally eating the time & space of their plentiful landscape!

A typical Sardegna’s day will start with the basics; fresh Yogurt and Pecorino Cheese made by local shepherds. The Yogurt will frequently be mixed with natural and local seasonal berries, fruits and or honey.

After breakfast things start to go in an extremely unique direction. A few standard Sardegna dishes include: ‘Fregola con Arselle’ (pg.20), a small couscous like pasta mixed with tomato sauce and clams and ‘Bottarga’ (pg.34) a handmade pasta dish featuring the Sardegna staple (salted mullet roe). Another daily Sardegna staple is ‘Panne Carasau’ (pg.42) paper-thin crunchy bread that the shepherds stuff into their pocket. And to drink? ‘Cannonau’! One of the most delicious and healthiest red wines on the planet it contains approximately three times the amount of polyphenols as an average red wine. And of course for dessert there are ‘Seadas’ (pg.22)- a large fried ravioli like pasta smothered in honey and stuffed with fresh cheese.

If you’re your not quite hungry yet start flipping the pages of this issue to begin filling your mind’s stomach with the idea that a trip to Sardegna is a must this summer! Buon Appetito!

» PAPERSKY #44 Sardegna | FOOD Issue (no.44)

Tags: , ,









サン・ピエトロ島を目指す南海岸線のドライブ

サルデーニャ島へ旅をするなら、弾丸ツアーは似合わない。州都・カリアリを拠点に、海岸線に沿ってスルチス… »STORY

暮らしの一部としての織物|サルデーニャの手仕事(4)

島のちょうど真ん中あたりに位置するサムゲーオは、サルデーニャにおけるテキスタイルの中心地だ。島でつく… »STORY

食卓に音楽をもたらすサルデーニャの国民食、パーネ、カラザウ

カルタ・ダ・ムジカ=音楽の紙。食べるときにパリパリと小気味いい音を立てることから、そんな詩的な別名も… »STORY

サルデニアン・ナイフ|暮らしに生きるサルデーニャの手仕事(3)

サルデーニャでつくられたというだけで、ある種のオーラをまとう。それくらい、サルデニアン・ナイフにはブ… »STORY

ビッティで、羊飼いの暮らしぶりから羊の恩恵を学び、堪能する

今回の旅で6泊もお世話になったアグリツーリズモのErtilaでは、朝食はミルクにヨーグルトとプリン、… »STORY

木そのままの姿をとどめたコルクの皿|サルデーニャの手仕事(2)

Ertilaに滞在していたとき、チーズやハムなどのつまみから、バーベキューやパスタ、驚くべきことに煮… »STORY

最も標高の高いフォンニで、最もおいしいポルチェッドゥを

羊のイメージが強い一方で、サルデーニャの伝統の料理にはポルチェッドゥなるものも堂々と存在する。ポルチ… »STORY

歓待を受けたサンテレーネ、ほろ酔いのドルガーリ

ドルガーリは山から海、洞窟まであるバルバージアの観光スポット。工芸や伝統菓子の店、チーズやパン、ワイ… »STORY

さまざまに活躍する籠|暮らしに生きるサルデーニャの手仕事(1)

島の中東部、オリスターノより少し上に位置するサン・ヴェロ・ミリス。伝統的な籠を編む女性がいるという情… »STORY

世界に誇るイタリアのキャビア、カブラスのボッタルガ

その価値を表現するため、カブラス産のボッタルガ、つまりカラスミは、イタリアのキャビアとも称されるが、… »STORY

島の台所、サン・ベネディット市場からカリアリ散策へ

カリアリはサルデーニャ島の南の玄関口であり、島第一の都市。実際、歩く人々や立ち並ぶ店など、今回の旅で… »STORY

サルデーニャ食堂 by PAPERSKY @ New Journey Restaurant

6/6(金)、渋谷のROCKETにて、PAPERSKY最新号の特集に関連したイベント「サルデーニャ食… »STORY

おいしく食べる、シンプルに暮らす|サルデーニャの伝統料理

地中海の真ん中に位置しているという地理的な特徴から、侵攻のため、あるいは交易のために、さまざまな場所… »STORY

サルデーニャ島の旅は、ハーツレンタカーで!

四国の1.3倍もの面積をもち、海あり、山あり、洞窟、古代遺跡ありの、バラエティに富んだ景勝地や魅力的… »STORY

編集長ルーカスが選んだサルデーニャみやげ|PAPERSKY Store

編集長ルーカスがサルデーニャでみつけた旅のおみやげが、PAPERSKY Storeに揃っています。写… »STORY

サルデーニャの美味しいお酒|PAPERSKY food club

今回の旅先、サルデーニャ島で過ごしていた間、摂取していた水分はほとんどがお酒だった気がする。 … »STORY

サルデーニャの旅のナビゲーター 料理家・有元くるみさん

「ここ、どこなんだろう? って思う。ヨーロッパだという以外は特定できない感じ」。旅慣れたくるみさんで… »STORY

4/30発売 PAPERSKY #44 イタリア・サルデーニャ島特集号

明日4月30日、本誌『PAPERSKY』の最新刊が発売になります。今号の特集は、イタリアのサルデーニ… »STORY

EDITOR'S NOTE

本誌各号に掲載されている、編集長の
Editor's Noteをはじめ、ニーハイメディア・
ジャパンの活動やイベントなどを紹介

ニーハイメディア・ジャパン代表
ルーカス バデキ・バルコ

© 2008-2018 Knee High Media. All Rights Reserved.