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モーニングトレイル Lower Macleay Park|オレゴン

朝は7時30分に起床。装備を整えたら、すぐさまトレイルへ。2時間のランニングの後は11:30の出勤時間まで自宅でたっぷりヨガに没頭。マウンテンバイクで向かうグレゴリーの勤務先はポートランド一のランドマーク、Meier & […]

03/17/2014

朝は7時30分に起床。装備を整えたら、すぐさまトレイルへ。2時間のランニングの後は11:30の出勤時間まで自宅でたっぷりヨガに没頭。マウンテンバイクで向かうグレゴリーの勤務先はポートランド一のランドマーク、Meier & Frank Building最上階だ。彼は、この街でも有数の高級アジアンレストラン「Departure」のシェフ。3年前にNYからポートランドへと引っ越してきた。
「10年間、NYでコックの仕事をしてたんだけど、あの街はいろんな意味でクレイジーだったよ(笑)。夜も昼もないし、つねにいろいろなノイズが聞こえてくる。どこにいても大勢の人に囲まれる感じの街だったからね。でも、オレゴンに来てからは生活が180度変わった。ここの住人は時間の使い方がうまいなって感じるんだ。自分の時間をどう使うかに皆がフォーカスしてるんだと思う。だから僕もここに住むようになって毎日10kmは走るようになった。一人だけの時間をたっぷりと取るためにね。夜遊びより、朝ランニングする方が断然、リッチな気分だよ」。
彼がよく走るというこのローワーマクレイは一周約1時間、高低差約200mと、ほどよく体に負荷をかけられるコース。全長5kmのバルチ川に沿って心地良いダートが続く、水辺の風景がひときわ美しいトレイルだ。途中で気が変われば、コースを変更してショートカットできる点も気に入っている。
よりクリエイティブでヘルシーな料理のアイデアをいつも練っているというグレゴリー。彼の夢は、ポートランドに自分の店をもう1つ出店し、グルメの多いポートランダーを納得させることだ。彼にとって朝のトレイルは、新メニューを生むために不可欠な「静寂の時間」。思考を深めるためになくてはならない、ひとりだけの時間なのだ。
 
This story originally appeared in PAPERSKY’s OREGON | Green trail Issue (no.38)