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  • Photography: Keizo Kioku

いとうせいこうが見た花の島タヒチ

, 2013/04/01

「タヒチでは、花は身だしなみなんだね」と話す、いとうせいこうさん。「ボタニカルライフ」や「自己流園芸ベランダ派」の著書を持ち、「植物と暮らすライフスタイル誌・planted」の編集長、「plants+」の監修を務めるほどの植物好き。Paperskyのタヒチ特集(no.24)の旅のパートナーだ。

11月後半、南半球のタヒチはこれから真夏に向かう。地元では「良き雨」と歓迎されるすごいスコールがときどきて、一年の中でもっとも緑がイキイキ、旺盛に繁茂する時期。特に海底火山の噴火でできた黒々とした山を抱くタヒチ、モーレア、フアヒネなどのソシエテ諸島では、山も裾野も密林のよう。ターコイズ・ブルーのゼリーのような海と、火山の黒い岩肌、そこに濃い緑が加わって独特の美しい景観をつくっている。
「ものすごい種類の植物が生えているんだね。この雑然とした感じが本物のジャングルなんだなあ。手入れされた園芸の庭とは全然違う美しさがある。ほんとは伐採などして管理したほうがいいんだけど、タヒチにはそういう考え方はないみたい。だからこういう環境がまだある」

そう話しながらジャングルを歩くいとうせいこうさんがが持っているのは、ハイビスカスの一種プーラウの幹でつくった、軽くて丈夫なステッキ。急な坂があっても、これがあるとずいぶん楽に登れる。
「欲しい植物がやたらにあるなあ。育ててみたいものが。基本的にぼくは役に立つ植物が好きだから。実がなるとか、そこからロウが採れるとかね。ここの植物は役立つものが多いから、育ててみたくて、しょうがなくなる」

歩いてみて感じたのは、鳥や虫が少ないこと。出合ったのは、ハチ1匹、ゲジゲジ2匹にチョウが1匹。それに引き換え、植物のパワーが圧倒的なのだ。
「植物が主体の島で、それとどうつきあっていくの、人類は1 っていう問題の、いちばん先端にタヒチがあるんだなあ。で、その植物を思いっきり使って人聞が.生きているんだけど、乱獲していないから、使ってもちゃんともとに戻るっていう、バランスが保たれてるんだね」

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