Connect
with Us
Thank you!

PAPERSKYの最新のストーリーやプロダクト、イベントの情報をダイジェストでお届けします。
ニュースレターの登録はこちらから!

新しいペンギンヘッドの旅立ち|ペンギン・カフェ来日公演

故サイモン・ジェフスらによってロンドンで結成され、1970〜80年代、高い演奏力とウィットに富んだ楽曲で世界中の人に愛された「ペンギン・カフェ・オーケストラ」。サイモンらのコンセプトを受け継ぎながら、その息子アーサーによ […]

10/04/2012

故サイモン・ジェフスらによってロンドンで結成され、1970〜80年代、高い演奏力とウィットに富んだ楽曲で世界中の人に愛された「ペンギン・カフェ・オーケストラ」。サイモンらのコンセプトを受け継ぎながら、その息子アーサーにより2009年に再結成された新生ペンギン・カフェの来日公演が、10月6日よりスタートする。
サイモンの時代からそのシンボルとしてお馴染みなのが、アルバムのジャケットや舞台で登場する「ペンギンヘッド」とよばれるかぶりもの。紙と木で作られていて、もともとはサーカスの小道具だったという歴史あるものだったが、今回のツアーにむけて、新しいペンギンヘッドを日本で製作できる人を探すことになった。初代のくちばしが破損してしまい、飛行機で運べなくなってしまったためだ。ペンギンヘッドの製作に手を挙げたアーティストの一人、ソーイング作家として活動するasamiさん。海辺や森の中など、屋外でソーイング作業を行う”フィールド・ソーイング”というスタイルで、素材にウールと革を使った2つのペンギンヘッドを製作した。来日コンサートの舞台美術の一部として使われる予定となっている。
「作業するにあたって、家のなかでもくもくと作業するのは苦手なので、海やちいさな森につくりかけのペンギンを連れていきました。お裁縫のパーツ、布や糸も、太陽のしたや風にあてながら。素材にウールと革を選んだのは、洋服の一部のように アーサーの傍にあったらいいなと思ったからです。遠くLondonとTokyoの距離をつなげていたのは、アーサーへの友情と、父親が結成したペンギン・カフェ・オーケストラを引き継いだアーサーへの尊敬のこころでした。作り終えたら手元からはなれてしまうのがさみしいので、つくっている過程を記録しながら、小さな本にしようと思っています」(asami)
【BEAT CIRCUIT 2012 ~ペンギン・カフェ with フレンズ】
2012年10月6日(土)・10月7日(日) 六本木ヒルズアリーナにて
ゲスト:salyu × salyu、ゴンチチ、伊藤ゴロー
※チケット Sold Out
【ペンギン・カフェ特別公演】
2012年10月8日(月・祝) ラフォーレミュージアム六本木にて
※チケット Sold Out
http://plankton.co.jp/penguin/
新生 “ペンギン・カフェ”

「perpetuum mobile」 ペンギン・カフェ・オーケストラ(1989年の映像)

「”perpettum mobile”は永久機関という意味だそうです。まだ見ぬ場所へ向かうときやあたらしいはじまりの朝、この曲を聴くと勇気が湧いてきます」(asami)
Penguin Cafe『Matter of Life…』(2011)
V.A. / Penguin Cafe Orchestra Tribute (2007)
Penguin Cafe
http://www.penguincafe.com/