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  • © The Golden Egg, 2012
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THE ALPHA MALE | Christoffer Rudquist

, 2012/08/17

スウェーデン出身の写真家・クリストファー・ルドゥクィスト(Christoffer Rudquist)。スウェーデンやニューヨーク、京都などでエキシビションを行いながら、2004年よりロンドンを拠点として活動している。2012年に彼が、仲間2人(Sebastien Montabonel、George Ghon)と創設したデザイン・エージェンシー「The Golden Egg」から送り出したのは、「Alpha magazine」と呼ばれる一連のシリーズ『THE ALPHA MALE』『I’M NO WOMAN』『THE ALPHA BITCH』。美しく、洗練さたデザインのプロダクトでありながら、皮肉たっぷりのユーモアを交えた美的経験を作り出したいという、彼自身の強い思いから生まれたクリエイティブなスタイルマガジンである。

『THE ALPHA MALE』
豊かな髭は、男性であることの最もシンプルな象徴だ。しかし時代の移り変わりが髭の紳士たちを歴史本の中へと追いやった今、慌ただしい都会に生きる男たちは髭のないさっぱりとした顔で暮らしている。ところが僕らは、色めくロンドンの街で幾重にもなったアーバン・カルチャーの狭間を、 髭を蓄えた男たちが――トレンド・セッターが一様に備えるあの独特の無造作な感じを醸して―― 誇らしげに歩いていることに気が付いた。女性たちはきっと、あご髭の男たちを見ていまだにロアルド・ダールの児童書『The Twits』を思い出すだろうし、下手をするとその髭にチーズやアンチョビが絡まっているかも、なんて勘ぐるかもしれない。でもその一方で彼女らは、コロンを纏い、毎日大量のモイスチャライザーを消費する男たちに辟易してもいる。髭とともにあるのは、自然体であることの美しさ。そしてそれは、ALPHA(率いる者)な姿勢にほかならない。

『THE ALPHA BITCH』
『THE ALPHA BITCH』は、ある宣言とともに始まる。――「男にとって『強い女』とは、羨望の存在だ」。なぜ僕らは、従順な女性にではなく歯に衣を着せない率直な女性に魅了されるのだろう。僕に言わせれば、それは恐らく、スマートな会話が楽しめる相手を僕らが欲しているからだ。僕らは、その日着る服がなかなか決められないキュートなだけの女の子に飽き飽きしてしまっている。僕らの中にこびりついたステレオタイプを鮮やかに覆してくれる、遊び心のある女性を愛してやまない。彼女らが発する言葉には、呪縛からの解放と独立を象徴する抗いがたい魅力がある。時々からかったりするかもしれないけれど、僕らはそんな女性たちの虜なのだ。

『I’M NO WOMAN』
豊かな長い髪をなびかせて歩くのは女性、なんていうのは、完全なステレオタイプだ。ロングヘアの男性が優柔不断でなよなよしているというのも、単なるイメージに過ぎない。中世の戦士たちは、自然から授かったその長い髪にプライドを持っていた。北欧のバイキングは猛々しく風になびかせ、北インドのシーク教徒は敵の剣から守るために丁寧にターバンでくるんだ。人々から恐れられていた彼らだが、一方で、その強さと身のこなしのしなやかさから羨望の的となっていたのも事実だ。長い髪を持つ男たち。彼らは今でも、どこか崇高な感覚を呼び起こす。畏怖と隣り合わせの美しさは、僕らの皮膚のすぐ下を走る、説明のしがたいかすかな恐れが、日常を忘れさせる興奮をもたらしてくれるのに似ている。『I’M NO WOMAN』に登場するのは、そんな風に僕らの心を震わす男たちだ。

現在、以下の書店およびギャラリーにて購入可能。
Neutron Gallery Tokyo
Neutron Fujii Daimaru Kyoto
ロンドン
Donlon
Koenig/Serpentine
Darkroom
Claire de Rouen
Opening Ceremony
Foyles
TATE modern

The Alpha Male
http://www.super-alpha.com/

Christoffer Rudquist
http://christoffer.co/

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ロンドン

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