信州蓼科で開催された「少年キャンプ・パート1」(2010年7月26日〜29日)にて、ペーパースカイ編集長ルーカス B.BによるZINE(冊子)づくりワークショップが行われた。「少年キャンプ」は、マウンテンバイクプロレーサーの檀琢磨さんによって毎年企画されていて、今年で10年目を迎える。元気な子どもたちが全国各地から集まり、蓼科のGARAGE 3719を拠点に大自然を遊びつくす3泊4日のキャンプ&ワークショップを体験するイベントだ。今回初めてとなるルーカスのZINEづくりワークショップには、小学校2年生~6年生までの子どもたちが参加した。
作業を始める前に、ルーカスが子どもたちに話したことは、「緊張しないで、恥ずかしがらないで」ということ。「子どもたちはすごいイマジネーションを持っているけれど、友達や他の子どもの前だと恥ずかしがったりすることもある。だから僕は、彼らを勇気づけて、気持ちを解放してあげたいと思った」。今回は、 ルーカスが考えてきた5つのテーマでZINEを制作。5色のカラフルな紙を折って作った小さな冊子に、しりとりでつなぐストーリー、英語を交えたファンタ ジー制作、それからこのキャンプの思い出を絵で表現したりと、それぞれのテーマで制作していく。ルーカスは、どんなZINEを作りたいか子どもたちの考えを聞きながら、読む人に分かりやすくするためにはどうしたらいいか、ちゃんと理解してもらうためにはどう伝えたらいいかなど、子どもたちと話し合い一緒に作業を進めていく。出来上がった5冊のZINEは、最後に大きなリングで一緒に束ねて、カラフルなブックに。3時間にわたるワークショップにもかからわず、子どもたちはずっと集中して作業に取り組んでいた。10年間このキャンプを開いている檀さんも、こんなに長い時間子どもたちが集中しているのは見たことがないと驚いていた。
「今回はじめてだったけど、子どもたちと一緒に作るZINEはとても楽しかった。またこのワークショップは続けたいと思ってる」とルーカス。これまで100冊以上の雑誌を作ってきたルーカスにとって、雑誌は自分自身を表現するための土台となってきたものだ。画家にはキャンパス、ミュージシャンには楽器があるように、雑誌は表紙と裏表紙の間にサンドイッチのようにすべてが挟まれたひとつの作品。小さな冊子に自分の世界を描く作業が、子どもたちの創造力に火を付けるきっかけになってくれたなら嬉しい。
少年キャンプの詳細は、
» ダンタクマオフィシャルサイト
マンモスオンラインのレポート
» 少年キャンプ ルーカスB.B.によるZINEづくりワークショップレポート