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  • Photography: Takeo Okuma

「伝統の進化論」- 地方の伝統工芸の行方

, 2010/05/14

最近、地方の伝統工芸の現場に触れる機会が増えてきた。地方では地域活性化のひとつの試みとして地元に残る伝統工芸を見直そうという活動がさかんにおこなわれている。それじたいはとてもすばらしいことだが、ただ「伝統、伝統」と声高に叫ぶだけではあまり意味がない。なぜなら伝統工芸といえどもほかの生活雑貨同様、ひとつの商品であり、また産業でもあるからだ。国や行政が特別に保護してくれる特別な場合を除けば、あらゆる商品と同じく、作り手と売り手、そして買い手(使い手)との継続的な関係が続かなければ遅かれ早かれ失われてしまうのは、なにも特別なことではない。大切なのは時代性とのマッチング。伝統工芸であろうとなかろうと、普段の暮らしのなかでどれだけリアリティを感じられるか、いきいきとその役割を担ってくれるかということ。伝統工芸じたいも進化していかなければならないのだ。









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日本

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