Photo: TYY
京菓子の聖地 京都にある和菓子の神社
伝統を受け継ぎながらも遊び心あふれる和菓子。京都の街を歩けば、そうした和菓子の店にたくさん出会うことができるが、今回紹介したいのは、そんな京菓子の聖地ともいえるスポット。京都の菓子業界に携わる人ならば知らない人はないという神社、それが吉田神社境内にある「菓祖神社」だ。昭和32年に、京都の菓子業者の人々が創建したもので、祀っている田道間守命(たぢまもりのみこと)は「お菓子の神様」、林浄因命(はやしじょういんのみこと)は「饅頭の神様」として知られている。
静かな森の佇まいの中に、こじんまりとした本殿があり、一見するとその姿自体には菓子の要素は見当たらない。しかしその境内をぐるっと囲む石柱の、一つ一つに京菓子に関わる団体や店の名前がずらりと刻まれている。「京都焼菓子組合/ 今村製餡所/ 出町ふたば/ 二條駿河屋/ 山本製菓 山本三男/ 京都豆菓子工業組合/ 京都菓子小売商業組合/ 京風そば餅 尾州屋本舗/ 内藤製餡所/ 京都生菓子協同組合/ 京都菓子販売株式会社・・・」など、読み上げるだけでも、端正な京菓子の姿が次々と浮かんできて、なんとも味わい深い。毎年春と秋(4月11日・11月 11日)には大祭が行われ、お茶やお菓子も振る舞われるという。京菓子の世界を見守り、そのもてなしの心を育んできた神社である。
菓祖神社
京都市左京区吉田神楽岡町30 吉田神社内
http://kyotokashioroshi.jp/kasojinja.html(京都府菓子卸商業組合)
See also: Papersky no.22 Kyoto Wagashi Trip





































