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編集長ルーカスが考える本誌リニューアルのコンセプト

今回no.31デンマーク号より、ペーパースカイ本誌が新しくなりました。編集長ルーカスが考える、新しい時代のメディアのあり方としてのリニューアルのコンセプトは?「世の中雑誌が売れないとか広告が入らないとか言われているけど、 […]

01/04/2010

今回no.31デンマーク号より、ペーパースカイ本誌が新しくなりました。編集長ルーカスが考える、新しい時代のメディアのあり方としてのリニューアルのコンセプトは?「世の中雑誌が売れないとか広告が入らないとか言われているけど、せっかく買ったものをみんなずっと本棚にとっておくようないいものを、もっと本のことを考えて作っていかなくちゃと思った。ペーパースカイも8年目、そろそろ新しい道を作っていきたいなと・・・」
* ロゴが2行に:「まず表紙だけど、雑誌のデザインとしては珍しいものがたくさんあって、まずPaperskyのロゴが2行になっていること。書店の棚に並ぶときに隠れるからだいたい雑誌のタイトルは1行なんだけど、唯一『ナショナルジオグラフィック』だけが2行だってことを知って、僕も大好きな雑誌だからじゃあこれでいこうよ、ということに」
* 表紙から目次のように:「これまでは一枚大きな写真を表紙に使っていたけど、今みんなどんな雑誌も同じスタイルだから、そういうんじゃなくて、目次からいきなりはじまる感じにしたら新鮮なんじゃないかと思った。デンマークのことや日本の銭湯、中国の森の話などを並べて、それをひとつの「フレッシュ」というキーワードで通してみれたらおもしろいなと。普通は裏に入っているバーコードも表に入れて、日本人も外国人もちょっと違うと感じられるものにしたかった」
* 日本の伝統色を使って:「本誌に使っている色は、全部日本の昔からある色を使ってる。水色だったり緑色だったり、日本から作っているということを強調したいなと思って。2色刷りのページも今回ピンクと水色と、それぞれ入れているけど、今雑誌は全部カラーで詰め込みすぎている感じがしていたから、ちょっとブレイクできるページを作りたかった。銭湯の特集はペーパースカイの新しいコンセプトの一つで、毎回日本のことに注目していきたい。僕も日本が好きになってここにいるけど、日本の良いところを忘れないように見せていきたいなと思ってる」
* 実際に人と人とが顔を合わせられる場を:「メディアというものの概念が変わってきている。雑誌の要素があったりインターネットの要素があったりするけど、実際に人が集まって同じ空気を感じることがすごく大事だと思う。それでペーパースカイの読者のみんなが集まっていろんな活動をしていくクラブを思いついて、まずは4つのクラブを作った。読むだけじゃもったいないから、どんどんみんなに参加してほしい」
バイリンガルテキストや、紙飛行機も復活。新しいメディアとして再び舵を切ったペーパースカイの今後の旅にご期待下さい。なお、この度リニューアルオープンしたペーパースカイ・オンラインのコンセプトについてはこちらのページで。
(内容は12月1日に行われたペーパースカイトークショーで話したことを再編集したものです)