Papersky no.28

写真家・石川直樹と歩くニュージーランドの旅

世界中を旅する写真家・石川直樹。史上最年少の23歳のときに七大陸最高峰登頂を成し遂げ、北極や南極をはじめ世界各地の町や村を歩いている。それにも関わらず、バック一つでどこへでも出かけていく気取りのない旅の姿勢が魅力的だ。Papersky がそんな石川を旅のパートナーに選んだのは、ニュージーランド(no.28)。彼がかつて訪ね歩いたという、先住民マオリの聖地として受け継がれる美しい原生林や、勇壮な姿を誇るマウント・クックなど、歩かずにはいられない魅力的なウォーキングコースにたくさん出会った。「歩くことは、考えることにつながるんですよね。とてもシンプルでとても深い行為だとソローも言っている。僕の旅も、過酷な極地を制覇したいという想いからではない。あるのは、ただ、見てみたい、そこで何かを感じて、考えてみたいという発想だけです。だから世界のどこにいても、とにかく歩き続ける」(P.27)と、石川は話す。ともにニュージーランドを歩いたルーカスによると、「Naokiはさすが歩くのが速い。歩くのが好きだし、僕も歩くの好きだから、今回の旅でも楽しくいっぱい歩いた。それに2人とも甘いものも好きだから、いっぱい歩いて、いっぱいアイスクリーム食べてのくりかえし。ニュージーランドのアイスクリームはおいしすぎて毎日2回くらい食べていた」とのこと。

石川直樹写真集『THE VOID』(ニーハイメディア・ジャパン刊 2005年9月)
「人々を島へ導いたカヌーは、森で生まれ、海を渡り、やがて朽ちて再び森へと還っていく。はじまりであり、島の過去と未来、そして広大な海が常に在り続けている」(石川直樹)

石川直樹 Official Info: http://www.straightree.com/

[プロフィール]
1977年生まれ。写真家。東京藝術大学大学院博士課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心をもち、行為の経験としての移動、旅などをテーマに作品を発表しつづけている。写真集『NEW DIMENSION』、『POLAR』にて、講談社出版文化賞、日本写真協会新人賞を受賞。写真集に『VERNACULAR』(赤々舎)、『Mt. Fuji』(リトルモア)、『ARCHIPELAGO』(集英社)など。

» PAPERSKY No.28 Walk on! New Zealand (2009/1/25発売)


ニュージーランド:

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