日本の学生の間で、朝食ほど軽んじられているものはないだろう。ある調査によれば、学生のうち4割が週の半分以上を朝食なしで過ごし、全体の1割は全く朝食をとらないという。そんな日本の学生も、展望台のようなすばらしい眺望のテラス席で、オーガニックフードを提供してくれる学食があったら・・・きっと朝早く出かけて朝食をとってみたくなるかもしれない。サンフランシスコの美術大学「The Cafe at San Francisco’s Art Institute」の構内には、ローカルの季節感あふれるオーガニック素材を取り入れたメニューを提供する学食がある。食堂で働く女性シェフのダイアンは、「学生にはお金を使わせたくないけど、ベストなクオリティのものを食べさせたい」と、質のいい食事ながらも、さすが学食、価格は驚くほどリーズナブル。Paper Sky no.25 カリフォルニア特集では、取材班もサンフランシスコに到着して早々、ホテルに荷物を降ろしてすぐにここのカフェに直行した。最高の朝食は、最高の旅の始まりを予感させてくれた。海を遠望するテラス席では、学生たちがおしゃべりしたり、本を読んだりと思い思いに過ごしている。自由な空気、人と人とが出会う場、そしておいしい朝食が、学生たちの創造する力を生み出している。食べることはエネルギーの源である、そう確信させてくれる場所だ。
THE CAFE at San Francisco’s Art Institute
http://www.sfai.edu/
See also : Papersky no.25