Photo : Takeo Okuma

イームズ好みの弥治郎系こけし

「こけし」と聞いて思い浮かべるのはどことなく寂しくおどろおどろしい世界。だからつい「ああこけしね。なんか不気味で好きじゃない」なんて言ってシャットアウト。こけしそのものではなく「こけしというイメージ」だけで済ませてしまう。アメリカ のミッドセンチュリーデザインを牽引したイームズやジラルドといったデザイナーは大の民芸好きで、彼らの自宅や工房には世界中から集められた民芸品が魅力的に並んでいた。イームズのコレクションには東北地方のこけしも並んでいた。彼らのモノ選びに驚きや発見があり、新鮮さを感じるのは彼らがイメージや概念にとらわれず自由にモノそのものを見て選んでいるから。海外の雑誌などで日本の工芸品が斬新でお洒落にコーディネートされているのを見かけるのもそういうこと。センスも大切だけどまずはモノそのものを見つめる練習から始めよう。

写真キャプション:通称イームズこけし!イームズの自邸にあったこけしを当時の作者の孫である宮城県の鎌田孝志さんに復元してもらったもの。こけしの世界では弥治郎系と呼ばれるタイプ。かわいい!

大熊健郎 / Japan Club Captain
インテリアショップ「イデー」でプレスや商品企画の担当を経て、現在、CLASKA/DOのディレクター。


宮城県白石市・弥次郎こけし集落:

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